第126話

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2021/04/14 21:37
物音と罵声が聞こえる、廊下の突き当たりへ行ってみると、
モップを振り上げているナヨンが。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
あなた!!!
キム・ミナ
キム・ミナ
テヒョンさん!!
ノウルに振り落とされるモップはもう止まらない。

ノウルを、優しく抱き締めるように
間に入ったテヒョンの肩を強打した。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
うっ…
カン・アリン
カン・アリン
す、すみません…
私…
テヒョン(V)
テヒョン(V)
謝る相手が違うだろ…
彼女はもうここと関係のない人だ…
カン・アリン
カン・アリン
ご、ご、ごめんなさい!!!
キム・ミナ
キム・ミナ
す、すみませんでした!!
口調は普通だが、聞いたこともない
冷たい声に、見たこともない鋭い目付きのテヒョンに、
ナヨンとミナは、怖くなり逃げるように走っていった。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
なにもされてませんか?
ノウル
ノウル
あの!!!
肩!!!
テヒョン(V)
テヒョン(V)
何ともないです。

もう、
ここへは来ない方が良いかもしれません。
ノウル
ノウル
私!!テヒョンさんを知ってる気が…
そう言いかけると、
テヒョン(V)
テヒョン(V)
僕達は、なんの関係もありません…
チョン・ミンウ(マネージャー)
チョン・ミンウ(マネージャー)
おい!なんの騒ぎだ!!!
ノウルさんとテヒョンア??
テヒョン(V)
テヒョン(V)
何でもありません。
ノウルさんを見てあげて下さい。
ノウルから離れ、ミンウの横を通りすぎるテヒョン。
チョン・ミンウ(マネージャー)
チョン・ミンウ(マネージャー)
テヒョン…
これで良いんだな…
テヒョン(V)
テヒョン(V)
はい…
もう、決めた事ですから…
テヒョンは振り返らず、それだけ言うと行ってしまった。

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