BTS（彼ら）の披露する曲は３曲だ。

圧倒的なカリスマ性に誇るBTS

スタートは、ナムジュンのソロラップに始まり、
MVが流れる。


それだけで会場は大盛り上がりだ。


そして、曲のイントロが始まり、暗くなっていたステージが明るくなると、そこには揃ったメンバーが現れる。

割れるような歓声、パフォーマンスは続く。

そんな中、テヒョンはあなたを探す。

先ほどいた席には準備の為かあなたは居ない。



2曲目は観客席に、せりだしているステージまで
移動になる為、勿論あなたは探せない。


3曲目、元のステージの方に戻ってくると、
ステージの袖付近に、あなたと、ヒョンジュンを見つけた。

あなたと目が合うとヒョンジュンもそれに気付き、
誇らしげな顔をしてあなたの肩を抱き寄せた。


あるフレーズで、armyもしくは、
メンバー同士で見せるILYサイン。

今度は逃げずあなただけを見つめて、ILYサインを送る。


一瞬の出来事だったが、２人の目にははっきりとお互いが鮮明に見えた。

エンディングを迎え、ステージの照明が落とされる。

薄暗い中、ステージから戻るBTS（彼ら）だったが、
あなたとヒョンジュンの横を通りすぎる時、

割れるような歓声の中、誰にも聞こえない様な声…

力無く立つあなたの手にILYサインでタッチをして、通りすぎるテヒョン。

なんの言葉も交わさなかったが、お互いに熱く胸が震えた。



余韻にひたる時間もないまま、あなたのパフォーマンスの準備だ。

BTS（彼ら）が自分の席に戻った頃、
あなたのパフォーマンスが始まる。

暗がりの中、写し出されたあなたの美しさに、
会場が息をのみ、すぐに歓声へと変わる。

真っ赤なドレスで登場した女優のあなたは、
すぐに、衣装替え。

瞬時に変わったその姿は会場にぴったりのアイドルのよう。

今までの出演してきたヨジャグルをも押しのける、
ダンスのレベルと歌唱力に、
会場は今日一番の盛り上がりを見せる。

勿論、オーディション動画にもあった、
ホイッスルボイスも、聴くもの全てを圧巻させた。

そして、最後に、しっとりとした曲調になると、
またも早き替えだ。

すると、どこからともなく、イ・ヒョンジュンが、
タキシードを着て現れた。

一気に最高潮に盛り上がる。

その2人の絡みは濃厚で、妖艶にヒョンジュンを求め、
ヒョンジュンも答えるように背中をなぞる。

唇が触れるか触れないかギリギリの所で暗くなるステージに、会場の拍手と歓声はなかなかなりやまなかった。