第115話

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2021/04/13 01:55
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
ノウル!!まだ休んでおけよ!
顔色すんげぇ悪いよ!!
ノウル
ノウル
いえ、大丈夫だから…
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
つか、そんな顔色悪いのに
客の前に出せないっつーの。
もうそろそろ終わるから休憩所で待ってなよ!
後で迎えにいくから!わかった?
ノウル
ノウル
ごめんなさい。
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
さぁ行って!
ノウルは楽屋を出て、
ガンガンする頭を押さえながら休憩所に向かう。

酷い頭痛のせいか、吐き気も止まらない。

どうにか休憩所まで来るとそこには2人の女性がいる。
ノウルは椅子に座り休むが、
その2人の女性はノウルを見てこそこそ話をしているようだ。

気にはなるが余りの痛さに見る余裕もないノウルの前に、知らない2人の女性が立ちはだかる。

酷い痛みの中、見上げるノウル。
ソヨン(メイクアシスタント)
ソヨン(メイクアシスタント)
うわ!やっぱりあなたじゃない?
ノウル
ノウル
???
スア(メイクアシスタント)
スア(メイクアシスタント)
久々に合ったのに知らないふり?
ソヨン(メイクアシスタント)
ソヨン(メイクアシスタント)
あの時はあんたのせいでマリアさんに、
物凄い怒られたんだから!!!
スア(メイクアシスタント)
スア(メイクアシスタント)
あんた、本当はそんな顔だったのに、
わざとメガネブス演じちゃってさ。
メガネとったら美少女でした~って
ギャップでBTSに取り入ったんでしょ?
ソヨン(メイクアシスタント)
ソヨン(メイクアシスタント)
私のテヒョン様もあんたみたいな、
性悪女にまんまと騙されちゃって!!
スア(メイクアシスタント)
スア(メイクアシスタント)
化けの皮でも剥がれて、嫌われて
マネージャー追い出されたんでしょ?
ソヨン(メイクアシスタント)
ソヨン(メイクアシスタント)
それなのに、性懲りもなく
ケータリングサービスなんかやって、
まだ芸能人食おうとしてるわけ?
ほんと最低ね!!!
ノウル
ノウル
私知らな…い…
まるで警笛がなってるかのように、
ノウルの頭痛はどんどん酷くなる。

聞かなきゃいけない気がするのに、
見知らぬ2人が話す言葉が遠のき、視界さえ真っ白になる。
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
ノウル!!!
どうした?
うちのノウルが何かしましたか??!!
ソヨン(メイクアシスタント)
ソヨン(メイクアシスタント)
ノウル?
スア(メイクアシスタント)
スア(メイクアシスタント)
あなたあなたじゃないの?
ソヨン(メイクアシスタント)
ソヨン(メイクアシスタント)
だったら、そう言いなさいよ!
2人はそう言い放つと謝りもせず、さっさと行ってしまった。
ノウル
ノウル
私…すみ…ません…頭が…
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
ノウル???ノウル!!!
ノウルーーーっ!!
そこで意識が切れてしまった。

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