第107話

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2021/04/11 21:38
アジョッシ(ケータリング専門オモニ)
って言うわけで、
うちで面倒を見て1年たつんですよ。
ナムジュン
ナムジュン
じゃあ、いまだに、
どこの誰かはわかってないんですね。
アジョッシ(ケータリング専門オモニ)
そうなんですよ。
でも、帰りたそうにもしないし、
記憶も戻らないし、まぁうちとしては、
何でも出来るあの子が居て助かってますし。
ナムジュン
ナムジュン
何でも出来る?
アジョッシ(ケータリング専門オモニ)
料理も出来るし、
勉強もジュヒョクに教えてくれたし、
何故か日本語もわかるみたいだし、
ジュヒョクがダンスを踊れば一緒に踊れるし、
きっと、あれだけ才能がある子を
探してる人が必ず居るはず何ですがね…
ナムジュン
ナムジュン
そうですね…
警察には…
アジョッシ(ケータリング専門オモニ)
ノウルが嫌がるんですよ。
記憶が戻らないのは、
もと居た所が嫌だったはずだからって。
きっと、私は幸せじゃなかったんだって。
声を失ったのも、口にもしたくない何かがあったんじゃないかってね。
と、そこへ、店主の妻がやってくる。
アジュンマ(ケータリング専門オモニ
あんた!お酒なんか飲んで!!!
ナムジュン
ナムジュン
いやいや、僕がすすめたんですよ。
アジュンマ(ケータリング専門オモニ
そうですか?すみません。
この人酔っぱらうと話が止まらなくて
相手するの大変でしょ?
ナムジュン
ナムジュン
いえ、そんなこと…
アジョッシ(ケータリング専門オモニ)
ちげぇやい!!
ノウルの話をしてただけだ!!
ノウルとうちとの馴れ初めだ!!
アジュンマ(ケータリング専門オモニ
あんたまた、余計なこと!!
ナムジュン
ナムジュン
あの、ノウルさんは、ずっとこれからもここで…
アジュンマ(ケータリング専門オモニ
え?ええ…
ノウルが望む以上はね。
若くて才能もあって、あの容姿でしょ?
未来あるあの子を、どうにかしてやりたいんだけど、
ノウルが望んでないんですよ。
本当の自分を探そうとしないの。
ナムジュン
ナムジュン
望んでないですか?…ノウルさんは。
アジュンマ(ケータリング専門オモニ
そうなの。
それにうちは、
お客さんが芸能関係が多いから、
あの子は良くスカウトされててね、
でも、ノウルはちっともやりたがらないし。
ノウル目当てでうちを利用する芸能事務所も
あるくらい。
ナムジュン
ナムジュン
もし、ノウルを知ってる人が現れたら
どうしますか?
アジュンマ(ケータリング専門オモニ
勿論ノウルが望めば喜んで引き渡します!
ただ、ノウルが望まなければ、
私達で守りますよ。
ナムジュン
ナムジュン
そう…ですか…
ちょうどその頃、練習室から、みんな戻ってきた。
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
うわ!アッパ!めちゃくちゃ飲んでんじゃん!
つか、酔い潰れてるし!
ホソク(J-hope)
ホソク(J-hope)
泊まって行っちゃえば?
ねぇ、ヒョン。
ソクジン
ソクジン
そうだね、僕達も午後からだし、
かまいませんよ!
ナムジュン
ナムジュン
これから片付けてから帰るんじゃ大変でしょう
どうぞ、泊まって行ってください。
部屋もあるし。
アジュンマ(ケータリング専門オモニ
部屋なんてそんな!
この辺で転がって寝ますよ!
あ、でも、ノウルだけでも!
うちのジュヒョクに女の子と寝かせるなんて、
まだ早いから!!
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
キム・ジュヒョク(ケータリング専門オ)
何だよ!!僕が変態みたいじゃん!
テヒョン(V)
テヒョン(V)
ノウルさんに!!
部屋は…あります…
アジュンマ(ケータリング専門オモニ
じゃあ、お言葉に甘えさせて貰おうかねぇ。
酔っぱらい抱えて帰るのは大変だから。
本当に何から何まですみません。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
僕が後で部屋に案内します。
そう言うと、アジュンマとジュヒョク、ノウルとで
片付け始める。

店主はソファーで爆睡している。

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