第83話

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2021/04/07 17:12
ーーーリビングーーー
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
素敵なお部屋ありがとうございました。
簡単に片付け終わったので、
お仕事前に何かお腹に入れますか?
私、作ります。
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
一つ確認しても良い?
armyだったりする?
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
army…ですか?
ごめんなさい、言ってる意味がわかりません。
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
あー、armyって僕達のファンの事なんだ…
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
知りませんでした。
すみません、私、アイドルに疎くて…
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
それなら良いんだ。
ナムジュン
ナムジュン
そう言えば、どっかの誰かは
お望みなら軍隊になるって言い張ってたな。
ソクジン
ソクジン
そうだねㅋㅋㅋ
そんな事、真面目な顔して言ってたな。
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
そんな馬鹿なこと言う人いるんですか?ㅋㅋㅋ
バンっ
テヒョンはテーブルに手を強くつき、立ち上がる。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
馬鹿なんかじゃないよ。
何も知らない君に…
馬鹿呼ばわりして欲しくない。
冷たい視線に無機質な低い声でテヒョンは言い放つと、
ウンジは涙ぐみながら、
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
ご、ごめんなさい…
私、そんなつもりで言った訳じゃ…
テヒョン(V)
テヒョン(V)
ごめ…
頭冷やしてきます。
テヒョンは2階に上がっていった。
ナムジュン
ナムジュン
悪い、僕の責任だ。
こんな話するべきじゃなかった。
ソクジン
ソクジン
ウンジ、ごめんね。
僕達のせいだから気にしないで。
2階に上がったテヒョンは、あなたの部屋に入る。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
あなた…
僕は待ってて良いんだよね…
あの日から増えない荷物、何も変わらない部屋が、
時が止まっている事を強く感じさせる。

コンコンコンっ
テヒョン(V)
テヒョン(V)
誰?
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
あの…ウンジです。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
入らないで。僕が出るから。
テヒョンはあなたの部屋から出ると、
ウンジが立っていた。
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
この部屋はテヒョンさんの部屋では無いですよね?
テヒョン(V)
テヒョン(V)
君には関係のない部屋だよ。
入ったりしないでね。
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
あの…軽食を用意したのですが…
テヒョン(V)
テヒョン(V)
いや、お腹空いてないんだ。
ごめん。
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
あの、私、テヒョンさんのお力になりたいです!
テヒョン(V)
テヒョン(V)
頼んでないし、誰にも無理だから…
ウンジの横を通りすぎ様とするテヒョンは、
腕をガシッと掴まれた。
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
私、誰かの代わりでも平気です!!
テヒョン(V)
テヒョン(V)
君、armyじゃないんじゃなかった?
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
ええ。armyじゃないですよ。
でも、単純にあなたが好きになりました。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
じゃあ、望みはないよ。
代わりなんて僕はいらないから。
この事は誰にも言わないから、
マネージャーだけやってよ。
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
テヒョンさん、お人好しですね?
私、諦めが悪いんです。
だって人を好きになるのは自由でしょ?
テヒョン(V)
テヒョン(V)
首になりたくなかったら、
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
その辺はうまくやります!
ご心配なく。
ほんとにお人好し…
そう言うと、さっさと下に降りて言った。
テヒョンはどうすることも出来ず、
背中を見送った。

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