第111話

111
5,421
2021/04/12 02:13
コンコンコンっ
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
あの!ジミンです!ノウルさん、起きてますか?
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
ジョングクです!ちょっとお聞きしたい事が…
突然あいたドア。
ノウル
ノウル
どうぞ!
って私が言うのもなんか、変ですね。
ノウルは2人を招き入れた。
外されたカラコンであらわになった、グレーの瞳が、
より一層あなたを思い出させ、戸惑う2人。
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
あの…えーっと…
ノウル
ノウル
テヒョンさんの事ですか?
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
何かありました!?
ノウル
ノウル
やっぱり…
この部屋に連れてきてくれた時と、
出ていった時とで、
全然別人みたいになっちゃったから…
私が何かしちゃったのかもって気になってて…
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
テヒョンイと何を話したんですか?
ノウル
ノウル
たいした話しはしてないと思うんですけど…
でも、記憶がないのは不安じゃないか聞かれて…
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
なんて答えたの?
ノウル
ノウル
きっと思い出したくないから
思い出せないんじゃないかと言ったと思います。
でも、私に会いたい人が、
待ってる人が居るかもって言われて…
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
ノウルさんは答えたの?
ノウル
ノウル
いいえ、余りにも悲しそうな目をしてたので、
今度は私が質問しました。
この部屋は
テヒョンさんの部屋じゃさそうなのに、
テヒョンさんの香りがするから、
テヒョンさんの大切な人の部屋かと…
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
Vヒョンは何か言ってた?
ノウル
ノウル
いえ、余りにも悲しそう過ぎて思わず抱き締めちゃって…
この部屋の人よりも
もっと良い人が現れると言ったんです。
私も不安だけど、
記憶のない人生をスタートして頑張ってるからって、
励ましたつもりだったんですけど…

そしたら…
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
そしたら?
ノウル
ノウル
僕の大切な人はもう居なくなったって。
この部屋を好きに使って下さいって、
出ていってしまって…

私、何かしちゃったんでしょうか…
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
したゃったと言うか…
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
ジミニヒョン…
Vヒョンにとってはきついですね…
ノウル
ノウル
?????
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
いや、こっちの話し。
ありがとう。遅くにごめんね。
ノウル
ノウル
私、謝った方が…
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
いや、大丈夫だよ。
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
テヒョンアは…君を…
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
ジミニヒョン!!
ジミンはテヒョンを思うと思わず何かを言いかけるが、
ジョングクに止められ、ハッとする。
ジミン(Jimin)
ジミン(Jimin)
ごめん、行くね。
おやすみ…
ジョングク(Jk)
ジョングク(Jk)
じゃあね、おやすみ。
ノウル
ノウル
おやすみ…なさい…?

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