ーーーーー撮影当日ーーーーー
あなたの楽屋に誰かが来たようだ。
コンコンコンっ
失礼しまーす!!!
はい。どうぞ。
開いたドアを見るとあの4人とウンジだった。
見た瞬間あなたは体をこわばらせた。
あなたオンニ!!
お久しぶり!!
あの…えーと…
何?なんで他人行儀なの?
あんなに仲良くしてじゃん!!
また、仲良くしましょうよ!!
お久しぶりです。
あ~悪いな。
あなたは事情があって記憶が抜けてるところがあるんだよ。
だから、すまないが、君達が知ってるあなただと思わないで欲しい。
え~あんなに仲良くしてたのに!!!
覚えてないの?オンニ!?
ショック~っ
私たち、あなたオンニの事、
すんごく慕ってたのに…
ね~みんな!!
・・・・・。
まぁいいや!
また、仲良くしましょうね?
あなたオ・ン・ニ!
お料理じゃないけど、
宜しくお願いしますね!!
ノウルさん?
あっ!ごめんなさい!
あなたさんでしたね!!
言葉は普通だが嫌な笑みを浮かべるウンジ。
あなたは背中にじんわり嫌な汗をかくのがわかった。
あの時にされた事が脳裏によみがえる。
あなた?
どうした?
え!あっあの…
ごめんなさい。覚えてなくて…
また…仲良く…してください…
あのオーディションの日以来?
な~んかすごく印象変わってて別人だね~
ぎゃははははっ
今では売れっ子だもんね、オ・ン・ニ?
私達、あなたオンニとデビュー重なって、
運が悪かったな~
嫌な含みを持たせた言い方に、あなたは返せないで居ると…
まぁ、今はうちの顔だからね。
仲良く頼むよ?
は~い!
大丈夫ですよ!
前みたいに仲良くしますから!
『それでは、失礼しました!』
そう言って5人はあなたの楽屋を後にした。
なんか、あいつら随分あなたを慕ってる感じだったけど…
は…はい…
違うのか?
あの…いえ…
でも、なんか奥歯に詰まった感じがするな…
いえ、大丈夫です。
今日も頑張ります!!!
楽屋を出ていった5人は、こそこそ話す。
つか、何あれ。
本当に覚えてないの?
つか、めっちゃ好都合じゃん!!
つか、ウンジ!
料理って、なんの事よ!
あんた、いい加減に口の聞き方どうにかしなさいよ!!
はいはい、ウンジオンニ!!
面倒くさいなぁ~
つか、だから、何?料理って!!
あれ、ケータリングで働いてたノウルよ。
間違いないわ!
え?んじゃ、一回会ってるじゃん!!
あ!うちらでボコそうとした奴?
あの時、テヒョンさん来ちゃったやつだ。
でも、やっぱりあなただったんだね!
なんか、面白くなりそう!!
ちょっと、あんた達また、
おかしな事考えてないでしょうね!!!
あー、また優等生ぶっちゃって!!
なんでこんな奴と一緒のグループなわけ?
ウンジオンニの方がうちらと気が合うんだけど!
ふざけんじゃないわよ。
私はあんた達なんか、見たくないんだから!
ぎゃははははっ
ほんと、性格悪ぅ~
うちらにいわれたらおしまいだね。
ぎゃははははっ
こうして、あなたは不安を抱えたまま、
撮影に挑むしかなかった。
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