飲み物を買って戻ってくるハオン。
ノウルがキーツリーに駆け寄って1つの南京錠を見ているのが見えた。
しばらく様子を見ていると、またベンチに戻っていった。
お待たせ。
はい、ココアでいい?
ありがとう…ございます…
あのさ、僕、ノウルさんに言いたい事があるんだ…
私、聞かなきゃダメですか?
すみません…
やっぱり…私、帰ります。
もう、会ってくれないだろ?
あなた…
・・・・・。
思い…出したんだよな…
どうして…
あの南京錠見てたから…
オッパ…私…
ここに連れてきたのは賭けだったんだ。
あなたと俺はもう、兄妹じゃない。
戸籍上もだ…
だから、思い出さなかったら、
あなたとの関係を作り直そうと思ってた…
戸籍上他人になっても、オッパはオッパだよ…
あぁ…
あなたがそう言うのもわかってた。
何年、あなたを見てきたと思ってるんだ?
だから、思い出さないで欲しかった…
思い出した私とは
もういられないってこと?
俺はあなたを愛してる…
今でもだ…
だから、あなたが求めてる様な関係では居られないんだよ…
私、オッパと離れなくない!
ごめん…俺が無理なんだ…
わがままいってごめん…
オッパ…
2回もフラれるなんてな…
あぁ、だっせぇな…
あなた、俺、これでも人気あるんだけどな…
ごめんなさい…
はは、謝るなよ…
あなた、今、頭ん中、
あいつでいっぱいなんだろ?
え?
あいつ、お前の為に苦しんでる…
そんなこと…
そんな事、あなたならわかるだろ?
記憶がなくなってから会ったあいつ、
どうだったか見てたんだろ?
あー、俺、
良い人になるつもりなんか無かったんだ…
あいつにあなたをもらうって言ったからな…
私、テヒョンさんが…
もういいよ…
わかってるから…
本当にこれで最後だ。
戸籍抜いたら本当にあなたとの繋がりが無いんだな…
あんなに他人になりたかったのに…
じゃあな…あなた…
オッパ!!!!
ハオンはあなたに呼ばれても振り返ること無く歩いて行った。
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