第132話

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2021/04/15 16:30
飲み物を買って戻ってくるハオン。


ノウルがキーツリーに駆け寄って1つの南京錠を見ているのが見えた。

しばらく様子を見ていると、またベンチに戻っていった。



イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
お待たせ。
はい、ココアでいい?
ノウル
ノウル
ありがとう…ございます…
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
あのさ、僕、ノウルさんに言いたい事があるんだ…
ノウル
ノウル
私、聞かなきゃダメですか?
すみません…
やっぱり…私、帰ります。
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
もう、会ってくれないだろ?
あなた…
(なまえ)
あなた
・・・・・。
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
思い…出したんだよな…
(なまえ)
あなた
どうして…
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
あの南京錠見てたから…
(なまえ)
あなた
オッパ…私…
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
ここに連れてきたのは賭けだったんだ。
あなたと俺はもう、兄妹じゃない。
戸籍上もだ…
だから、思い出さなかったら、
あなたとの関係を作り直そうと思ってた…
(なまえ)
あなた
戸籍上他人になっても、オッパはオッパだよ…
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
あぁ…
あなたがそう言うのもわかってた。
何年、あなたを見てきたと思ってるんだ?
だから、思い出さないで欲しかった…
(なまえ)
あなた
思い出した私とは
もういられないってこと?
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
俺はあなたを愛してる…
今でもだ…
だから、あなたが求めてる様な関係では居られないんだよ…
(なまえ)
あなた
私、オッパと離れなくない!
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
ごめん…俺が無理なんだ…
わがままいってごめん…
(なまえ)
あなた
オッパ…
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
2回もフラれるなんてな…
あぁ、だっせぇな…
あなた、俺、これでも人気あるんだけどな…
(なまえ)
あなた
ごめんなさい…
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
はは、謝るなよ…
あなた、今、頭ん中、
あいつでいっぱいなんだろ?
(なまえ)
あなた
え?
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
あいつ、お前の為に苦しんでる…
(なまえ)
あなた
そんなこと…
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
そんな事、あなたならわかるだろ?
記憶がなくなってから会ったあいつ、
どうだったか見てたんだろ?
あー、俺、
良い人になるつもりなんか無かったんだ…
あいつにあなたをもらうって言ったからな…
(なまえ)
あなた
私、テヒョンさんが…
イ・ハオン(波音)(なまえ)の兄
イ・ハオン(波音)あなたの兄
もういいよ…
わかってるから…

本当にこれで最後だ。
戸籍抜いたら本当にあなたとの繋がりが無いんだな…
あんなに他人になりたかったのに…

じゃあな…あなた…
(なまえ)
あなた
オッパ!!!!
ハオンはあなたに呼ばれても振り返ること無く歩いて行った。

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