第174話

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2021/05/03 18:11
スタジオに向かう途中、
テヒョンは4人とウンジを見つけた。

すると、向こうもテヒョンに気付き駆け寄ってくる。
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
テヒョンオッパ!
お久しぶりです!
なかなかお会いできなくて、残念です。
でも、ご活躍は拝見してます!!
キム・ミナ
キム・ミナ
テヒョンオッパ!
今日は頑張るので宜しくお願いしま~す!!
イ・ナヨン
イ・ナヨン
私たち、同じ事務所ですもの!
可愛がってくださいね♪
カン・アリン
カン・アリン
テヒョンオッパと共演できるなんて、
夢みたいです!!
チョン・セナ
チョン・セナ
お久しぶりです。
宜しくお願いします…
テヒョン(V)
テヒョン(V)
君達、他の所にも挨拶に行ったの?
キム・ミナ
キム・ミナ
行きましたよ!!!
ヒョンジュンさんに~
ミンホさん、ミョンスさんと、
あと、ベテラン女優さん達にも!!
カン・アリン
カン・アリン
あ~あと、あなたオンニのとこも行きました!
うちらの事、記憶なくしてて超ーウケました!
テヒョン(V)
テヒョン(V)
あなたと会ったの?
イ・ナヨン
イ・ナヨン
事務所も違うし?
とりあえずちゃんと行きましたよ?
テヒョン(V)
テヒョン(V)
そっか…
記憶はやっぱりなかったよね。
君達がしたことは消えないけど、
でも、やり直す事は出来るんだから、
ちゃんとしようね。
カン・アリン
カン・アリン
は~い!!
ちゃんと仲良くしてくださいって言ってきました!!
パク・ウンジ(新マネ)
パク・ウンジ(新マネ)
私も行きましたけど、
失礼のないようにしましたし、
安心してくださいね?
テヒョンオッパ!!
テヒョン(V)
テヒョン(V)
頑張ってね。じゃあ…
テヒョンはそう言うと、さっさと5人をおいて行った。

普通には接していたけど、
5人を信用してはいないテヒョンだった。
テヒョン(V)
テヒョン(V)
やっぱり、変わってないな…
そう、ポツリ呟くテヒョンだった。


撮影が始まった。


今回は、
若社長ヒョンジュンと、若社長テヒョンを、
追いかける社長令嬢三姉妹アリン、ミナ、ナヨンが、
あなたに嫌がらせをする回だ。
そして執事役のセナ。

なんとも現実とリンクするほど、
ピッタリな配役にテヒョンは心の中で笑う。

テヒョン(V)
テヒョン(V)
台本書いた人、人相でわかっちゃうのかなぁ…
  ᄏᄏᄏ 
ーー撮影開始ーー


会社にわざわざヒョンジュンに会いに来ていた三姉妹は、
ヒョンジュンに可愛がられていたあなたに、
一方的に嫌悪感を抱いていた。

会社の入り口付近であなたを見つけた三姉妹は、
何かと口うるさい執事のセナに買い物を言い付け、
席をはずさせる。

そこで、すれ違ったあなたを捕まえ、社外に連れ出した。
キム・ミナ
キム・ミナ
ねぇ、あなたさん。
ちょっとお願いがあるの。
ついてきてくださる?
(なまえ)
あなた
申し訳ありません。
今、外回りから帰ってきた所で、
書類を早急に提出しなくてはいけなくて…
カン・アリン
カン・アリン
何よ!
取引先の娘の私達の言うことが聞けないの?
(なまえ)
あなた
ですが、大事な書類で…
イ・ナヨン
イ・ナヨン
私達の言うことが聞けないなら、
パパにお願いして、
貴方を首にしてもらおうかしら?
(なまえ)
あなた
そ、そんな!!
両脇を捕まれ会社のそとに連れ出されるあなた。
路地裏まで連れていかれると、ビルの壁に打ち付けられ、へたりこんでしまう。
(なまえ)
あなた
痛っ
大事な書類を落としてしまい、踏まれてしまう。
と、その時、
イ・ヒョンジュン(若手俳優)
イ・ヒョンジュン(若手俳優)
君達!!!
やめないか!!!!
キム・ミナ
キム・ミナ
ヒョンジュンさん!
これは!!!
イ・ナヨン
イ・ナヨン
誤解です!!
私達は何も!!!
ヒョンジュンはあなたを抱き起こし、
三姉妹の前から連れ出す。
カン・アリン
カン・アリン
その女はヒョンジュンさんに良い顔してるだけで、
本当は酷い女なんです!!
騙されないで下さい!!
キム・ミナ
キム・ミナ
そうです!
私達はヒョンジュンさんを思って!!
イ・ヒョンジュン(若手俳優)
イ・ヒョンジュン(若手俳優)
それは、僕自信が決めることだ。
さぁ。行こう、あなた。
三姉妹を振り返ることもせず、
会社に連れ戻し助けたヒョンジュン。

2人の後ろ姿にヒステリックに、叫ぶ三姉妹を、
執事のセナが見つけ、車を呼びつけ帰っていった。
監督
カーーーーーット!!!
良いぞ?
いじめ具合もリアルでなかなかだった!

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