スタジオに向かう途中、
テヒョンは4人とウンジを見つけた。
すると、向こうもテヒョンに気付き駆け寄ってくる。
テヒョンはそう言うと、さっさと5人をおいて行った。
普通には接していたけど、
5人を信用してはいないテヒョンだった。
そう、ポツリ呟くテヒョンだった。
撮影が始まった。
今回は、
若社長ヒョンジュンと、若社長テヒョンを、
追いかける社長令嬢三姉妹アリン、ミナ、ナヨンが、
あなたに嫌がらせをする回だ。
そして執事役のセナ。
なんとも現実とリンクするほど、
ピッタリな配役にテヒョンは心の中で笑う。
ーー撮影開始ーー
会社にわざわざヒョンジュンに会いに来ていた三姉妹は、
ヒョンジュンに可愛がられていたあなたに、
一方的に嫌悪感を抱いていた。
会社の入り口付近であなたを見つけた三姉妹は、
何かと口うるさい執事のセナに買い物を言い付け、
席をはずさせる。
そこで、すれ違ったあなたを捕まえ、社外に連れ出した。
両脇を捕まれ会社のそとに連れ出されるあなた。
路地裏まで連れていかれると、ビルの壁に打ち付けられ、へたりこんでしまう。
大事な書類を落としてしまい、踏まれてしまう。
と、その時、
ヒョンジュンはあなたを抱き起こし、
三姉妹の前から連れ出す。
三姉妹を振り返ることもせず、
会社に連れ戻し助けたヒョンジュン。
2人の後ろ姿にヒステリックに、叫ぶ三姉妹を、
執事のセナが見つけ、車を呼びつけ帰っていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。