うちの学校は体育祭以外、ジャージだ。
そうやって、さところが、騒いでいるうちに、みんな行ってしまった。
そういい、なーくんは行ってしまった。
そう言って、さとみくんまで行ってしまった。
ころんくんが愚痴り始めたので私は、ジャージを取り出そうと鞄をあさった。
そういい、ころんくんが後ろへと下がっていった。
ガンッ!と、音がし、ころんくんがゴミ箱を思いっきり蹴ってしまった。
そのなかには、赤色の女子用ジャージが、布切れになっていた。
そして、ひとつの布切れに!名前が書いてあった。
まさしく、私のだ。
ああ、まっすぐ前を見れない。顔を見せたらなんだか、バレそうで……
そしたら、ころんくんが、自分の鞄をあさり始めた。
そして、突然なにかを投げられ、視界が黒い……青い?
ころんくんの、青い、男子用のジャージだった。
ころんくんのジャージを手に持ち、ポカーンとしていた。
そう言ってころんくんは後ろを向いた。
そう思いながら、ころんくんのジャージを着た。
袖が長い・丈の長さが短めのワンピ
そうころんくんは、言い、半場強引に教室から出された。
〈 教室 〉
〈 その後 〉
だって、男子用のジャージで、それだけで目立つのに……上だけ貸してもらっても、下がないから、膝までのワンピ状態……
一応、黒パンはいてるけど!!
黒パンとは……パンツの上からはくやつ。黒い
ははー。もう逃げられない。
ころんくんの方に一斉に視線が向けられる。
キーンコーンカーンコーン
〈 シェアハウス・深夜 〉
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。