第7話

恋に落ちた
468
2018/07/24 02:10
その日の真夜中。


ついに事は起こった
プルルルル
ハンビン
ハンビン
ヨボセヨ?
アンク
アンク
ヨボセヨ?ハンビン?
ハンビン
ハンビン
あぁ…どうした?こんな時間に何かあったか?
アンク
アンク
いいや、ハンビンに伝えたいことがあって…
ハンビン
ハンビン
なんだ?
アンク
アンク
私達…もう終わりにしましょう
ハンビン
ハンビン
え!?どういうことだ?
アンク
アンク
もう別れよう…
ハンビン
ハンビン
なんで?なんで?俺悪いことしたかな?
ハンビン
ハンビン
何か嫌なことしたかな?教えてよ!治すから!
アンク
アンク
違うの、ハンビン
私…もう…限界なの。
ハンビン
ハンビン
え…
アンク
アンク
だってハンビン電話にも出てくれないんだもん。予定を入れれば毎度のようにドタキャン。カトクだって返してこない。それで何かあったのかって心配になって電話を何度も掛ければうるさいって怒って…最初はそうじゃなかった。私は今のハンビンは嫌いなの。昔の優しくて笑顔が素敵で誰よりも輝いていたハンビンが好きだった。けどハンビンは変わっちゃったのよ
だからもう私達はこれで終わり
ハンビン
ハンビン
なんで今まで言ってくれなかったんだよ!
アンク
アンク
言っても聞かなかったじゃない!
まずまず会えもしない。返事も来ない。電話も出ない。そんな状況なのにどうやって言えって言うのよ!!!!
私だって我慢できる範囲は我慢してきたわよ!友達との約束を断ってまでハンビンと会うのを楽しみにしてたのにドタキャンされてもずっと応援してきた。
そう話すアンクの声は細く泣いているように聞こえた
アンク
アンク
だけどもう無理。ごめんなさい
ハンビン
ハンビン
おい!!待てよ!!!
アンク
アンク
私、ハンビンと居られて本当に楽しい最高の時間が過ごせたわ。本当にありがとう。
これからも頑張ってね。さようなら。
ハンビン
ハンビン
おい!!!
プッーーーー
そこでアンクの声はとだえた
ハンビン
ハンビン
クッソォォなんでなんだよぉ
ハンビン
ハンビン
アンク……
その後何度もアンクに電話をかけたが、アンクは電話に出ることはなかった

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