え、、?
私が混乱すると同時にクラスもざわめき出す
みんな一斉に神田くんを見た
と言って私の方をチラッと見た
私は恥ずかしくなって目を背ける
そんな様子を見てクラスメイトニヤニヤしだした
私は何のことか分からず頭にはてなマークを浮かべる
神田くんは真っ赤な顔をして抵抗していた
頑張ろう、、、
私はプチパニックの中で話はどんどん進んでいった
※
あれから学校が終わって放課後に劇の準備と神田くんのギターの練習をしている
少し混乱する気持ちもあるけどもう後戻りはできないしいい劇にしよう
なんて思いながら神田くんに目を向けるとまだ心配そうな顔でこちらを覗いている
私は神田くんに迷惑をかけまいと慌てて言った
神田くんが私にギターを教えてと言った日からだいぶ月日が経ったが、
もう私が教えることはないくらいに成長している
もう私より上手いんじゃないか、、なんて少し思いながら神田くんをチラッと見ると
と言って満面の笑みを浮かべていた
(ドキッ)
突然の笑顔に少しびっくりして私まで変に顔が赤くなる
恥ずかしくなってそっぽむくと今度は神田くんが顔を覗いてきた
なんて言って顔を近づけてくるから私はさら頬を赤くした
というと神田くんは笑って
と言ったので私たちはみんなの方に足を急がせた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!