第5話

4話
1,339
2018/09/06 14:06


ゆんぎside




好きと知った時はなんだか初めての気持ちで少しだけ楽しかったな







自分の気持ちがなんだかシーソーみたいに上がったり下がったり……







ほんとにどんな表現していいか分からないくらいの何かがあった







でもいつのまにかそれは









幼馴染をちゃんとした目で見れなくなっていて








少しだけ疲れてしまったりしていた









最近のあなたには








きむてひょん とか言うやつがいつも取り巻きみたいについている。








正直気に入らない。








俺がお前の隣の席になった時の






「俺、好きな人結構前からいたっぽい」







この言葉はほんとは君へ向けた言葉なのに









あなたはあっさりと交わすように笑ってた。







あなたが発した



『私たち、幼馴染でしょ?』




この言葉が無性に気になって





むしゃくしゃして







あなたが俺に触れる手をもが俺の中にある何かを起こして








意味の無い感情消耗に







俺は繰り返されるように振り回されている。









こんな悩み、普通の俺だったらしないだろう。








でも今の俺はただ誰かと恋がしたいとかではなく








単にあなたが好きだから。








きっとそれだけ。








本当は長年この気持ちに少しずつ気づいてきていた。






でもそれは空にかき消されるように無くして









俺を完全な俺にしていた。








嘘偽りのない俺ではなく









全てが嘘まみれの










“汚い俺“









でもそんな俺にみんなはまんまとハマったみたいに今では隣にいる友達とかいろいろいる。








でもこの気持ちだけは長年消えないんだ。









あなたが好き









ゆんぎside end.

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