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第1話

Prolog.
1,716
2018/09/05 11:18



『ゆんぎ!おきて!』







いつも私はこの一言で始まる。








🐭「…………」







ゆんぎよ、寝ているけれども









もう遅刻すれすれの時間よ?( ˙-˙ )










『ゆんぎ!』





🐭「…………」






『………………』











『んじゃあ置いてくからね?!』






私がその言葉を発すといきなりむくっとおきて




🐭「待てよ………」






とか言ってベッドからだるそうに起きてくる。







『ねぇ、今日も遅刻した( ˙-˙ )ゆんぎのせい( ˙-˙ )』







🐭「ンなことしらねぇ」







『はぁ……ほんとに……私がいなかったらいつも学校来れないじゃん!』







🐭「お前はただ俺の家の隣だから起こしに来れるんだろ?んじゃあいいじゃん笑笑」








『ねぇ、毎日思うけど反省してる?( ˙-˙ )』







🐭「これでも心の中ではしっかりと反省してる。」









こんな会話しかしてない私達だけど実は結構昔からの仲で、お互いにお互いを信頼してると思う








クラスも毎回離れたことがないし、毎日学校に行く時、帰る時すべて2人行動だ。








教室にはいると






🍭「あなた!まーた遅刻するんだから笑笑」





『違うよ( ˙-˙ )いつもこいつのせいで…………あ、あれ?』







🍭「逃げ足だけは早かったりするのね笑笑」









親友のさながいつもこうやって話しかけてきてくれる。








でも最近、さな以外の人が私に頻繁に話しかけてくるようになった。







名前は







きむてひょん。










🦁「おはよ!あなたちゃん!今日も遅刻したのね笑笑もぉ!可愛いじゃないのッ☆」








まぁ、こんな きむてひょん だけど結構……いや、めちゃくちゃ女子や男子の支持率高いのよね( ˙-˙ )








『あの……なんでこういつもいつも話しかけてくるんですか( ˙-˙ )』






🦁「えぇ!決まってるじゃーん!僕、君のこと好きになったんだ!」





『あぁ、( ˙-˙ )』









結構素直だったりするのよこの人( ˙-˙ )










んで、席に座ると隣がゆんぎだから毎日お決まりの言葉が帰ってくる







🐭「あいつのこと好きなの?」









『…………さぁね笑笑』








いつもこうやって返すけど









本当はゆんぎの事が好きだったりする。










『そんなこと言うんだったらゆんぎだって笑笑』






🐭「あ、そういや言い忘れてたわ」











🐭「俺、結構前から好きなやついたっぽい」








あぁ、今の言葉は初耳だぞ( ˙-˙ )お?( ˙-˙ )









『そ、そうなんだ』







今の私絶対ブサイク( ˙-˙ )











🐭「お前も早く好きな人つくれ。」






そんなことを何食わぬ顔でいう彼を少しだけ目を離しながら








『そうだね』なんていってみる。










今日は はじめて









ゆんぎに好きな人がいたことを知りました。











“私の幼馴染のゆんぎ君には好きな人がいるらしい“____












Prolog end.

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