【2ndデート(?) 片寄涼太×片寄あなた】
制限時間の15分が過ぎて、あなたの相手は玲於から涼太にバトンタッチされた。
…といっても、あなたにしてみれば夏祭りは涼太と見て回るのがお約束。
デートというよりは、いつもの日常の延長だ。
あなたは境内にある階段を指さして、子供の頃を懐かしむ。
コクンとうなずくあなたを見て、涼太はうなだれた。
もう何十年もあなたを守り続けているのに、まさか小学生の自分に負けるとは。
あなたは早歩きする涼太を必死で追いかけた。
こんなふうになんでもないことでじゃれ合える関係が楽しい。
あなたは涼太といると、いつも笑顔でいられるのだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。