第16話

15話
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2020/03/05 16:04
お弁当も食べ終わり、午後の授業に差し掛かろうとしていた。




?)君、ちょっといいかな?



あなた『え?は、はいなんでしょうか?』

いきなり長身の男性に話しかけられた_って、

この人…



理事長じゃん!!


な、なんで!?私に話しかけたの!?


え?退学とか言わないよね??


理事長「ははは、そんなに驚かなくても大丈夫だよ。君に少し話たいことがあってね。」

そう言われ、まだ少し固まっている私に



理事長に行こうか、と言い笑顔で誘導されてしまった。



ギィ_




パタンッ







理事長「話、というのはね、君にぜひ生徒会に入ってもらいたいんだ。」



あなた『あ、、それ学秀からも誘われました。
それで_帰りが遅くなると困るので、断らせて頂いたのですが…』



理事長「それでは、君は特別に放課後活動は無理にしなくていいことにしよう。それでどうかな?」



あなた『!!
それなら、全然大丈夫です!』


放課後業と帰れるなら、問題ない。



理事長「じゃあ決まりだね。それと、青羽あなたさん、君は青羽財閥の一人娘だと聞いたよ。
_お父さんとお母さんに宜しくね。」




あなた『はい!わかりました))ニコッ』



すると理事長はゆっくりと私に近づき



頭を撫でた。




なんだか、〝お父さん〟って感じだなぁ_



話を終え、理事長室から出るとそこには


学秀がいた。


あなた『あ、学秀!私生徒会入ることにしたよ。』


学秀「そうか、これから一緒にがんばろう))ニコッ」



あなた『…学秀の笑顔ってなんか…』



学秀「ん?僕の笑顔?がどうしたんだ?」



あなた『ううん、なんでもない!先に行ってるね?』


学秀「?ああ。」





学秀の笑顔がいつも〝貼り付けた笑顔〟

に見えているのは何故だろう_。



_____________________
学秀side


理事長「私があなたさんを生徒会に入るよう勧めたよ。浅野くん。」



学秀「……ありがとうございます。」




理事長「これで〝優秀〟な生徒が生徒会に揃ったね。満足かな?」





学秀「…満足なのは貴方のほうでは?理事長。」





僕はこの人_父の教育方針を知っている。



優秀な者はそれ相応の地位を手に入れさせ、



下位のものは蹴落とす。



僕は物心着いた時からそうやって教えこまれ、



そういう風に生きてきた。






理事長「私は優秀な生徒に積極的に行動してほしいだけだよ。それと浅野くん、」



学秀「?」


理事長「君は_あなたさんのことを可愛らしいなどと思うかな?」




学秀「…何ですかいきなり。
別にそんなこと考えたりしませんよ」



理事長「君は私によく似てるからね。(笑)
もうすぐ授業だ、行きなさい。」




学秀「はい。では失礼します。」




バタン。





__あの人は一体何が言いたかったんだ?














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