_それからしばらく業とゲームをして、
私は自分の家へ戻った。
あなた『はぁ……』
今まで幼馴染として一緒にいた。
一緒にご飯作ったり、食べたり…
遊んだりした。
当たり前の生活だったはずなのに、
業に告白されたって自覚しながら過ごすとなると…
あなた『なんか、憂鬱と言うかなんというか…』
私は恋愛感情がわからない
今までもそうだった。
〝あなたちゃん!好き!〟
〝あなた可愛いね〜好きだよ。〟
「好き」って一体何?
恋ってどんな感じ?
なんで分からないんだろう…私。
モヤモヤした気持ちを抑え、お風呂に入り、
明日の授業の予習をするつもりだったけどそれも
辞めて
そのまま眠りについた。
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朝。
登校はいつも通り業と。
業「じゃあ、また放課後ね」
あなた『うん、!』
やっぱり、意識しちゃうなぁ、
さっきの返事ぎこちなかったかも…))汗
業と別れ、A組の教室に入る。
学秀「あ、あなた!おはよう」
あなた『学秀…おはよう))ニコッ』
学秀が笑顔でおはようと言ってくれた
相変わらず朝の時間も勉強をしていたみたいだ。
学秀「元気…か?」
あなた『え?うん!元気だよ!』
学秀「その顔は嘘だな。幼馴染と何かあったとか_?」
顎に手を添えて推理する学秀くん。
いやもうドンピシャだよ名探偵だよ。
あなた『大丈夫だってば!笑心配しないで!』
学秀「そうか。…わかった。それで、話は変わるけど
今週の土曜日空いてる?」
あなた『今週の土曜日…うん!空いてる!』
学秀「じゃあ、その日に僕の家に招待するよ」
あなた『了解した!ありがとう!』
学秀の家かぁ…立派な家に住んでそうだな
理事長の家でもあるんだよね、
えっ待って
あなた『あ、理事長知ってるの??』
学秀「ああ、父さ))理事長も知ってるよ」
あなた『今父さんって言いかけたよね?ね?』
学秀「……あんまりからかわないでくれないか))汗」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。