〜授業中〜『数学の時間』
あなた『ふぁ……』
どうしよう。まだお昼前なのに睡魔が…
先生)で、あるからして〜
あなた『( ˘ω˘ ) スヤァ…』
先生「おや、寝ている生徒がいるようですね?
ここのクラスは特進クラスなのに、
そんな子は3年次に〝E組〟に落ちちゃうぞ〜」
教材で頭を軽くトン、とされてしまった。
あなた『あ…すみません…』
先生)いいでしょう。じゃあ青羽さん
この問題を解いてみなさい。
目の前には何やら数学の問題が。
あなた『ふぁーあ。えっと…』
眠たい目を擦りながら黒板に板書していく。
先生)…!
あなた『できました。』
先生)…せ、正解です。
(さっきまで寝てたのに…
しかもこの問題はひねられた応用問題だぞ…)
あなた『え、あってたの。やった〜』
クラス)(この子只者じゃない…)
学秀「……」
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学秀side
僕には気になる人がいる。
同じクラスの青羽あなただ。
今は数学の時間、授業中ふと彼女の方を見ると、
スヤァ…という効果音が聞こえてきそうなほど
すやすや気持ちよさそうに眠っていた。
僕が驚いたのはその直後_、
先程まで眠っていて授業は一切聞いていなかったはずなのに、ひねった応用問題を難なく正解。
本当に只者じゃないな、、
ますます興味が湧いてくるよ、あなた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!