入学式当日__。
昨日徹夜で勉強したんだ。いい点取って業をギャフンといわせてやる!
業「おはよう、あなた。」
あなた『おはよ!ついに入学式だね』
業「あなたとは幼稚園も小学校も同じだったから
今更って感じかな〜」
話しながら電車に乗り、やっと椚ヶ丘についた。
業「あなた、何度も言うけど…」
あなた『わかってるよ、声かけられても挨拶だけ。でしょ?』
何故かわからないけど、私よく昔から声を掛けられるんだよね…
業に聞いたら「顔が面白いからだよ」ってからかわれてそれ以降はもう考えるのはやめた。(´^д^`)
モブ女「うわ…!みてみて!あの子超可愛い!!」
モブ女2「ほんとだ……モデルさんかな?」
モブ男「や、やべぇ…あんな可愛い子初めて見た」
あなた『今の聞いた?業。
超可愛い子がいるらしい!どこだろう…』
業「……お前相変わらず嫌われる性格してるね〜」
あなた『なんでよ!?』
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〜入学式〜
アナウンス))ただ今より、第○回椚ヶ丘中学校入学式を開式致します。
あなた『うわ〜、人多いな…』))キョロキョロ
業「あんまりキョロキョロしないで、黙って座ってなよ。」
?)じいっ…
ヘッ…?なんかやたら見られてるような…
視線の先を恐る恐る見ると、
なんとまぁ顔立ちの整ったオレンジ髪の男の子ではないか。
私の視線に気づくとすっ、と目をそらされてしまった。
そんなこんなで入学式もおわり、いよいよ模試だ。
私と業はBクラスでテストを受ける。
教科は国、数、英、理、社の5教科。
よーい、はじめ!の声と共にいっせいにペンを走らせた。
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あなた『ふぁー、、きつかったぁ……』
業「まぁまぁだったね〜」
モブ男「な、なぁ、君、名前なんていうの?」
あなた『へ?私?私は…』
すると業が頬ずえをついて「俺言ったよね?」的な目付きでこちらを見てくる。
そうだ、「声かけられても挨拶だけ」だった。
あなた『こんにちは(^^)』
モブ男「っ…///君ほんと可愛いね!で、名前は?」
あなた『こんにちは(^^)』
モブ男「えと…」
あなた『こんにちは(^^)』
モブ男「…))汗
す、すいやせんしたァァァ!」
業「ふっ、アハハッ、よく出来ました。」
))なでなで
あなた『いつまでも子供扱いしないで!
それに…いつまでこれ続ければいいの?』
業「クラス編成決まったらもう辞めていいよ。
馴染めなくなるでしょ?」
あなた『今日のって意味あるのかな…』
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そんなこんなで今日が終わり、
明日はクラス発表と新学期スタートだ。
業と一緒がいいな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。