帰り道にて。
あなた『____ってなわけで、学秀の家に
今度行くことになったんだけd))ダメ。)
えっ。』
業「ダメに決まってるじゃん。俺許さないよ?」
あなた『そんなこと言ったって負けちゃったんだもん…』
業「何やってんの。俺が代わりに勝負してやるよ。
俺のクラススポーツテストまだだから。」
あなた『これは私と学秀の勝負だったの!
業は関係ないでしょ…』
業「はぁ……あなた。」
ため息をつき業が私をじっと見つめる。
あなた『な、何?』
急に真っ直ぐ見つめられたから、
__すごく緊張する。
と思ったのもつかの間、
業「今日俺ん家来なよ〜
最新のゲーム機買ってもらったんだ。」
なんだ、いつものゲームのお誘いか。
あなた『わかった!じゃあ一旦家に帰ってから行くね。』
業「おっけー」
そう言って私たちはそれぞれの家に帰って行った
_________10分後
あなた『業〜、開けるよ?』
業「ん〜」
ガチャ
久しぶりの業の家だ。
相変わらず両親は旅行中でいないみたい。
業「とりあえず俺の部屋行ってて。
ジュース持ってくる。」
あなた『了解ー』
そう言われ業の部屋へ向かう。
部屋に入るといつもより整頓されていた。
__成長したのね…業))泣
業「…じゃあ、ゲームしよっか。」
あなた『うん!で、なんていうゲーム機…』
ドサッ!
あなた『っ…!?』
え……今……何が起きてるの…?
見えるのは業の部屋の天井。
そして…業の顔だった。
私…業に押し倒されてる__?
あなた『ね、ねぇ、あの、これは…どういう…』
業「…子兎。」
あなた『…へ?』
業「俺にはあなたが子兎に見えるよ。
……それぐらいか弱くてちっこくて_可愛い。」
な、、何言って…
あなた『っ…いきなりなに…/』
業「だからこうやって___」
カリッ_
ツキンッ_!
あなた『いっ……った、』
いきなり首筋に痛みが走った。
業に首筋を噛まれたんだ…
業「悪い狼に簡単に食べられちゃうんだよ?」
あなた『っ…何が言いたいの、?』
痛む首筋を抑えながら問う
業「それは浅野くんだって一緒。
…まぁ、俺の方が強い狼だけどね〜」
あなた『学秀はそんなことしないと思うけど…』
業「俺がこんな事するって思って無かったでしょ?」
あなた『う…そ、それは…』
すると業はスッ_と顔を寄せてきた。
その距離は僅か数センチ。
業「俺だって男だよ。
……幼馴染なんていつだって辞めてやるよ。
全部ぶち壊して男として俺のこと意識させてやる。」
真っ直ぐに私の目を見つめる業。
っ……
初めてだ、
業が…
あなた『っ…こ、怖い…よ、
そんな顔…やめ、て、?』
心の底から怖いと思ったのは_。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!