あなたsaid
私と大ちゃんが出会ったのは小学生の頃
転校した時に、たまたま家が近くで
席も近かったから、すぐ仲良くなった
西畑「よろしくな!」
『うん』
昔は転校することが多かったから
内気な性格だった
友達もあんまりできなかった私に
大ちゃんは親しく接してくれた
西畑「あなた!一緒に帰ろ!」
『うん』
いつのまにか大ちゃんのことが好きになっていた
また、、転校することになったある日
『大ちゃん…』
西畑「これあげる」
そう言ってくれたのは
手作りのブレスレットだった
西畑「つ、次会う時は…指輪あげるから」
泣きそうになった
『う、うん』
それから、、7年後
私は高校生になった
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!