私は副会長。
で、あそこに黙々と仕事をやっているのが会長の浦田くん。
浦田くんは全く休憩をしない。
私はあまり浦田くんとノリが合わないからつまんないのが本音。
といって資料を私に渡してきた。
資料を片付けていると
悩み相談の紙が沢山相談箱に入っていた。
一枚をめくると
「浦田先輩を恋に落とすにはどうしたらいいでしょうか?」
二枚目をめくると
「浦田先輩と一日中デートするしたいのが悩みです」
少し満更でもなさそうな顔をした。
変なところが真面目な浦田くんは学校一モテるらしい。
無口で清楚系だそうで…
みんなが思ってるのとは違う!!無口で圧をかけスパルタな奴だぞーーーー。なんて大声で叫びたいわ((
ふいに「付き合ってくれ」は良くないだろ
いっつも厳しいのにたまにからかうのが凄くイラッときてしまうけど
なぜかその笑顔をずっと見てたいと思ってしまう。
そんなことを考えながら作業を黙々としていたら
時計を見ると21:00
私は部屋の電気を消し鍵をしめ。
鍵を職員室まで持って行く
浦田くんの恋愛は全く聞いたことがなくてびっくりしたけれど…なぜか少しモヤッとしたのは気のせいだろう。
そのあと職員室に鍵を預け靴箱に向かい靴を履き変えた
と話しかけながら靴箱を開けた時
バァーー
と靴箱から画鋲が大量に出てきた
その瞬間にグイッと
と声と共に私は浦田くんに抱きしめられてることに気付いた。
私は声も出なかった。
浦田くんにゆらされて気を戻した。
浦田くんは私の話を無視して画鋲を拾い始めた。
なんて作り笑顔する。バレないバレないように
やっぱりノリに乗ってこない。
画鋲拾いが終わり靴箱を見てみると紙が一枚入っていた。
そこにはこう書かれていた。
私の青春潰さないで。
浮かれて浦田くんにも嫌われればいいのに。
調子乗りすぎて草
早く地獄に落ちろ〜!
そう。私は副会長に立候補した時、周りには敵しか居なかった。
みんな浦田くんが会長だから副会長になれば彼女になれると思っていたのだろうか。
私は会長になりたかったけど浦田くんに投票がズバ抜けて多かったから私は副会長という座を絶対手に入れる気でいた。
私は周りの女の子より成績も良く運動神経も良い。そんなこともあったのか女子からの投票は少なかったけど先生&男子生徒からの投票数が多くて副会長の座を手に入れることができた。
でも、副会長に立候補したことによって私はターゲットになった。
だから三年生の今もまだ。私はやりてだから浦田くんの目にもつかないように私がいじめられたことを隠していた。
だけど浮かれていた私はすっかり浦田くんの目の前で靴箱を開けてしまったのだ。
浦田くんとはクラスが違って良かったと毎日思う。
そんなことを考え私達は帰ることにした。
運良くさっきの紙は見られていないようだ。
なんて場を和ませることしか出来ない。
ギュウっと暖かさに包まれて
頭の中が真っ白になった。
私はボスっと浦田くんのお腹を殴った
その言葉を聞いて胸が高鳴るってことは私も貴方に恋してるんだよね?
私は浦田くんに飛びついた。
これからがもっと楽しくなりそう。
これからも
よろしくお願いします会長。
完
そういえばランキングに乗りました!!!
(全然知らなかったとか言えない…)
まぁ、えっと73位らしいです。とっても光栄です!
投稿頻度はバラバラで私の妄想で作り上げられたこの小説を読んでくれる皆さんがいるからこそランキングにのれたと思います。
本当にありがとうございます(*⁰▿⁰*)
そしてこれからも沢山みなさんが楽しめるような小説を書いていくのでよろしくお願いします!!
まったねー!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。