男性は欲が強い
私はそう言うものだと思って生きてきた
しかし!!!!!!
私の彼は全然求めてきません。
彼氏のセンラ
付き合ってもう少しで一年だ
弁当も自分から作りたいと言って毎日の日課だ。
お昼は女子友とのことが多い
センラは男子と食べてるから私が入る隙間はないのだ!
みさきは彼氏持ちの親友
3年も付き合っていてマンネリ化からも短期間で抜け出す恋愛マスターだ。
私は無言で絡むと
ケラケラと笑い出した
そんなの分かってる。
塵も積もれば山となるっていう言葉があるようにさ
重なれば重なるほどお互いが分からなくなって
自然消滅なんかも…?
お昼が終わってから下校まで
勉強には集中できず攻め方を探ることが脳内を駆け巡っていた。
私の教室のドアからひょっこり顔を出して頭を下げる彼
手を繋ぐのでさえ、お互いおどおどで唯一2人きりになれる帰りも一緒に居られない
私だけが毎日今日こそ何か起きるかなって期待して馬鹿みたいで好きなのかなって悩むのも私だけなのかなって思う日々で結局片想いなのかなって
そんなことを考えてるといてもたっても居られなくなって
みさきの言葉なんて無視して私は話し続けた。
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頬に流れ落ちる雫
センちゃんの前でなんか泣いたことないのに
センちゃんの方を見ればそっぽ向いて
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面と向かって話さないと分からないことって沢山ある
またスタートラインから始めましょう
end
夏ツファイナル終わりましたね!!!
私は参戦してないんですがめっちゃ最高のファイナルだったとお聞きしており←
いやー、行きたかった。来年の春ツ決まったということで参戦しますか?私は応募はしてみます!!
楽しみですね✨
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。