第48話

好きなんだってよ。 [天月編]
4,173
2020/08/02 01:41
噂と言うものは怖い。
「あなたとあまちゃん付き合ってんの?」
「あなたちゃんが告白したとか?!」

「あなたがそんなことあるわけないじゃん」

女子
だよね?あなた‥ちゃん?ニコ
女の笑顔以上に怖いものはない。そう思う。

あなた

あはは‥あるわけないじゃんか!!

作り笑いで誤魔化す‥誤魔化す。バレたらめんどいし。




本当はねあまちゃんこと天月とは付き合ってる。
でもね、みんなに知られたらきっと''釣り合わない''と言われ私はまた1人の殻に閉じ籠るよね。






幸いなことにあまちゃんとはクラスが違って私が言い寄られてれてるのがバレないから‥良かったと思ってる。


女子
びっくりした。だよね笑 
「もう誰だよ!噂たてたやつ〜笑」
「悩んで損したー」




なんて声が行き交う。   
女子
じゃあ、私コクって来ようかな〜!
あなた

?!‥っ?.....

"私コクって来ようかな"   その言葉を私の目を見ながら言うってことバレているのだろうか。
女子
どうだと思う?あなた。成功すると思う?
成功するか、しないかなんて私に聞かられても全く答えられるわけないじゃん。



そういう女っぽいところは私は好きじゃない。



成功すると思ってるから告白ってするものじゃないの??   馬鹿みたい笑
だから、ここはキッパリ切り捨てそう。
あなた

成功しないと思うよ。

女子
はぁ?
周りも一気に静まり、一瞬にしてみんな私を睨んでくる。   
あなた

だって、告白って成功するからするんじゃないの?

女子
いや‥あなたにそんなこと言われる筋合い無((
あなた

あんたが聞いてきたんじゃん。だから、答えてあげただけ、間違ってないでしょ?

あーあ、やっちゃった。 言ってしまった。


私の悪魔の心の部分を抑え切れなかった。
天月
間違ってないんじゃない?僕はそう思うよ。
女子
?!‥つっきー、いつから
あまちゃんやーん。 タイミング神かもしれない((


あまちゃんは教室の扉に寄りかかり私の方をずっと見てる。
天月
どの辺からって‥‥‥あなたが付き合ってない的なこといったところかな!
あなた

結構最初からいたんだね笑

女子
盗み聞きは良くないよ。
天月
まぁーね。隠れて聞いてたのは悪いんだけどさ1つ怒らないといけない人がいる。
あなた

え?

女子
はい?怒らないといけない人
すると‥‥‥
あなた

いったぁぁ‥‥?!

私はデコピンを喰らった。
天月
あなたが悪いんだよ!
あなた

へ?わ、わたし?

女子
‥‥はぁ?
すると、あまちゃんは私の肩に腕を回してきて
天月
ごめんね。悪いけどあなたと付き合ってるから告白されても付き合えないから。
あなた

っ‥‥////

女子
はぁ?あなた嘘ついたの?
あなた

いや、その。

天月
まぁ、あなたが最初から言ってればこんなことにはならなかったのにさぁ!
あなた

はい。深く反省します。

天月
はい。頑張って笑
女子
でもさ、つっきー。あなたちゃんとは釣り合わないでしょ?価値観とかさぁ〜
あなた

っ‥‥‥‥

やっぱり、釣り合わないって言われるのキツい。
天月
うーん、まぁね。価値観は合わないかもよ。
女子
やっぱり??
あなた

っ‥‥

あまちゃんも私を裏切るの??
天月
でも、
天月
僕はあなたの価値観を知りたいんだ。僕には無い特別な気がする。
天月
そこに惹かれたのかも。ううん、あなただから惹かれたのかも。
女子
なにそれ。
私は口角が上がった。
あなた

あまちゃん。

天月
うん?
あなた

私もあまちゃんだから、惹かれたんだよ。

天月
っ//// 
あなた

あ〜!照れたぁぁ!!

天月
見ないで‥
いつの間にか女子のみんなは居なくて私は思いっきり抱きついた。
天月
わぁ!
あなた

フフフ、あまちゃんが好きすぎてたまらない。

天月
僕も。
   お互い惹かれあったんだ。





貴方は私にとって特別よりももっともっと大切なんだ。     言葉では簡単に表せないくらいの。











最後まで見ていただきありがとうございます!!



世間話・リクエスト・感想  などなどのコメント気軽にお待ちしてます!!

プリ小説オーディオドラマ