噂と言うものは怖い。
「あなたとあまちゃん付き合ってんの?」
「あなたちゃんが告白したとか?!」
「あなたがそんなことあるわけないじゃん」
女の笑顔以上に怖いものはない。そう思う。
作り笑いで誤魔化す‥誤魔化す。バレたらめんどいし。
本当はねあまちゃんこと天月とは付き合ってる。
でもね、みんなに知られたらきっと''釣り合わない''と言われ私はまた1人の殻に閉じ籠るよね。
幸いなことにあまちゃんとはクラスが違って私が言い寄られてれてるのがバレないから‥良かったと思ってる。
「もう誰だよ!噂たてたやつ〜笑」
「悩んで損したー」
なんて声が行き交う。
"私コクって来ようかな" その言葉を私の目を見ながら言うってことバレているのだろうか。
成功するか、しないかなんて私に聞かられても全く答えられるわけないじゃん。
そういう女っぽいところは私は好きじゃない。
成功すると思ってるから告白ってするものじゃないの?? 馬鹿みたい笑
だから、ここはキッパリ切り捨てそう。
周りも一気に静まり、一瞬にしてみんな私を睨んでくる。
あーあ、やっちゃった。 言ってしまった。
私の悪魔の心の部分を抑え切れなかった。
あまちゃんやーん。 タイミング神かもしれない((
あまちゃんは教室の扉に寄りかかり私の方をずっと見てる。
すると‥‥‥
私はデコピンを喰らった。
すると、あまちゃんは私の肩に腕を回してきて
やっぱり、釣り合わないって言われるのキツい。
あまちゃんも私を裏切るの??
私は口角が上がった。
いつの間にか女子のみんなは居なくて私は思いっきり抱きついた。
お互い惹かれあったんだ。
貴方は私にとって特別よりももっともっと大切なんだ。 言葉では簡単に表せないくらいの。
完
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。