第21話

ファンには優しいんだね…… [坂田編]
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2020/03/24 10:37
私の彼氏は本当は優しいでも、私の前では中々甘えてきたり優しい表情を見せない。なんで?私には分からない

そう思ったのは一時間前のこと
あなた

カフェ行こ!

久々のデート。ゆっくり出来るようにカフェでお茶することにした
坂田
おう。
あなた

坂田はなに飲む?

坂田
俺は、紅茶かな
あなた

じゃあ、同じのにする~!

そして、二人とも同じのを頼み紅茶を飲んだ。

まったくと行っていいほど会話は進まない。
あなた

私、お手洗い行ってくるね

坂田
おう!
この空気変えるため席をはずした。


そして、お手洗いを済ませ席に戻ろうとした。すると坂田の席には女の子が二人いて楽しそうにしゃべっている。坂田も笑顔だね……
あなた

ファンの子たち何だろうな。

私は、彼女とバレてもやばいし席にも戻れないと思い。


お手洗い場からレジに行きお支払を先に済ませ。お店から出た。
あなた

数分経ってから連絡すれば心配しないでしょ!

この考えが案の定よくない方向に向くとも知らず



坂田side


あれ、あなたまだ帰ってこないのかな。でもファンの子たちにばれたらやばいな。

そう思いつつ話をする
ファン
今日は、一人なんですか?
坂田
一応ね!
嘘だけど(._.)
ファン
じゃあ、奢りますから一緒に飲んじゃダメですか?
坂田
ごめんね。そろそろ帰らなきゃいけないから
ファン
そうなんですね。
ファン
じゃあ、私たちもお先に帰りますね!
坂田
バイバイ
ファン
バイバイ~!
坂田
やっと(ボソッ
するとピコン
坂田
スマホ?
あなた
ファンのこがいるのが見えたから先にお支払をしてお店出たから~。お話楽しんで!
坂田
はぁ?
俺は、そのメールに驚きすぐ電話をかけた。

謝らないと


プルルルルルルルルル

ガチャ
坂田
もしもし?
あなた

もしもし?

坂田
お店出たの?
あなた

ああ、なんか楽しそうだったから~

俺には分かるさっきより声が震えてて鼻声になってる。
坂田
終わったんだけどごめん。
あなた

いえいえ、ファンは大切にした方がいいよ。

坂田
それはそうだけど。どこいるの?
あなた

秘密~

あなたside
今会っちゃうと私が狭い心してるのバレちゃうじゃん。そんなの嫌われるよ
坂田
話したいことあるから教えて
あ~あ、私は今は会いたくないな
あなた

電話じゃ言えないことなの?今は会いたくないな。

少し言葉を強く言い過ぎたかな。坂田は言葉を詰まらせている。

だから、私から
あなた

きっと、ファンを大切にすることは私も大事だと思う。でも私同じ扱いもしかしたらそれ以下かもしれないって今日思った。なんか、大切な人が出来てから心が弱くなっちゃたのかも。

坂田
違うよ。俺の甘さが出ただけ。
私は、スマホを右耳に当てているから片耳にしか聞こえないはずなのに左耳からも聞こえてきて私は思わず振り返った。
坂田
ごめんじゃ許されないと思うけど
坂田
ごめん。
私がいた公園分かったんだね。

深々と頭を下げている君のしたの土の色はほんのり濃くなっていた。


私は、思いっきり抱きついた。  ギュウ
坂田
え?
あなた

エヘヘ。私がいる公園が分かるのは彼氏だけだわ。

坂田
すごいだろ
そのときお互い涙をたくさん流した。そのため、顔はグシャグシャ。
お互い笑いあったね。


この公園は君と出会ったところもしかしたら、君が来ると思ってたのかも知れないね。

まだまだこれからなんだから。


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