彼氏は
私が料理をしてても
お風呂に入ってても
近くにいなくても
親みたいなんです
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でも今日はやたらと甘えたさんです
ハグをしてきてチュッと軽いキスをする
甘えん坊のまふとは真反対の私は
愛情表現をあまりしない。
スルーをするとぷくっと頬っぺたを膨らます君
可愛すぎて頬っぺたを潰すと
怒られそうだったから
早歩きでキッチンに逃げた
口をとんがらせてまだ圧をかけてくる
なんて言うとトコトコ私の後ろに来て
チュッと
うなじにキスをしてきた
私がぐるっと回ると
真正面にまふの顔がきて自分の顔を引いた
じっと見つめてくる
すると、、、、、
グッと私を持ち上げて
キッチンの作業スペースに私を乗せた
上目遣いで見つめるまふがたまらなく好きだ
そんなことを思ってたら
返事を返す前に
まるで獲物を捕らえたかのように目つきが変わり
深いキスを交わす
キスをしなかっただけでこのハメになるとは
後悔も残るがたまにはいいかなって思ったりする
だってまふの本性が見えるから。
end
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。