なんて言いながらあくびをした。
時計の針は2時を差していた。
周りを見たら社員は誰も居らず
早く帰らねばと…。
仕事が好きな私にとって家は苦痛だ。
よく珍しいと言われるが私はそう
感じない。
誰もいないオフィスに呟いた。
残業するばその分給料が入るし
別に家に居たって暇するだけだ。
浮腫んでいる足を残りの体力で
動かしながら家に帰る。
向かいから呼ばれた声に
ハッと顔をあげる。
こいつはセンラタダの知り合い
と言ったら怒られるだろう。
ちゃんと紹介すれば元彼です。
唯一仕事が好きってことに対して
否定も肯定もしてこなかった奴。
喋ってると何かも忘れられるから
付き合ってる時も楽だったな。
私はセンラの手を引いて
私の家に連れていく。
私は少し大人っぽくなっている
センラにまたドキッとしてるのかな。
ガチャ
私はキッチンで簡単にできるパスタを作ることにした。
自分の分も少し作って持っていった。
お互いパスタを完食しセンラはおかわりまでした。
そうだよね。別れたのは私のせいだもんね。
( 回想 )
そう答えた…今でも覚えてる。
そう思わないって言ったこと今でも後悔してる。
_______回想終了
ギュウ
そうだよね…
センラが別れようって言っとき泣いてたよね。
別れたく無かったからだよね?
今なら私も変われる気がする。
なんてお互い見つめ合いながら言った。
デートもするし仕事は無理せずに区切りを決める。
そうやってお互いで支え合っていくんだ。
『 完 』
新作のアンケートやってるのでよろしくお願いします🥺
センラさんお誕生日おめでとうございます!!
少し過ぎちゃったけど笑
あと私事ですが10/3は私の誕生日でもあるんですw
自分のお誕生日おめでとう((( また、一つ歳を取ることができまた!!
今後ともよろしくお願いします。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!