第6話

私が死ぬと伝えたら。 [センラ編]
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2020/01/31 22:00
実は今日、病院にいったら不治の病になっていると伝えられた。
あなた

え。私は、不治の病なんですか?

病院の先生
そうです。余命は約一年ですね。
あなた

そうですか。

病院の先生
では、今日から入院と言うことで。
あなた

分かりました…

ガラガラ
私には彼氏がいる。しかも結婚式も挙げる準備もしていた…
あなた

そっか…。センラに電話しないとな…

プルプルプル
センラ
もしもし?
あなた

あ、もしもしあなただけど。

センラ
おう!
あなた

今って大丈夫?

センラ
ちょうど仕事終わったところやから大丈夫やで。
あなた

そっか。話したいことがあって…

センラ
はい。
あなた

私さ、不治の病なんだって。

センラ
はぁ?何いっとるん?
あなた

そのままのこと。余命一年なの…

センラ
え。今、どこおるん?行くわ。
あなた

待って。

センラ
え?
あなた

別れよう。

センラ
なんでや?
あなた

きっと、悲しむ。私もあなたを好きじゃ生きたくてしょうがないの…

センラ
それでもいい。
あなた

なんで?苦しむのはセンラだよ。

センラ
俺は好きなんだよ。結婚式も挙げるんやろ?
あなた

それが無理になるかもしれんのよ?…

センラ
えーで。俺があなたの隣にいれるならどんなことだってするよ。
あなた

悲しむでしょ?

センラ
好きな人で苦しんで何が悪い?
あなた

でも…

センラ
大丈夫や!俺はどんなことがあってもな、好きに変わりはないんや。
あなた

ありがとう…グス

センラ
泣かんで。で、どこの病院?
あなた

○○病院

センラ
了解待っててな!
あなた

はーい!待ってる。

きっと、好きな人のためならなんだってできるよ…  




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