第12話

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2021/04/09 12:13


その後私たちはお店に行って布団や服、食器などを買いに行った。
花江夏樹
荷物いっぱいだねwそれ持ってあげるから
あなた
えっ、でもそれじゃ花江さんがほぼ持って……
花江夏樹
いいの、ほらちゃんと着いてこないとはぐれるよ


私の持ってる荷物といえば服くらいで、片手は空いている状態だ。

しかも段々と気持ちが悪くなってきているし、人も増えてきてる気がする……
ここで休んだら楽しそうにしてる花江さんに迷惑がかかって、見捨てられちゃう
花江夏樹
ねぇねぇ、あそこのお店見よ!
あなた
…………ふぅ……ぅん
花江夏樹
あなたの歌い手名ちゃん?


フラフラする……視界も霞むし、もう歩けない


私はその場に立ち止まり座り込んだ
花江夏樹
あなたの歌い手名ちゃん平気?どうした?
あなた
はぁ……大丈夫ッ、です
花江夏樹
大丈夫じゃ無いでしょ!なんでもっと早く言わないの。ほら、立てる?
あなた
………立てます…
花江夏樹
手貸して、そこに座ろ


花江さんは私を近くにあった椅子まで誘導してくれた。

迷惑かけた。最悪……これで私は捨てられる。
花江夏樹
気が付けなくてごめん……もっと、早く気づいてればこんな苦しい思いしなくて済んだのに……ごめん。俺ちょっと飲み物買ってくる
あなた
行かないで……


やっちゃった、行かないでなんてまた迷惑かけた。もう嫌……
花江夏樹
わかった、あなたの歌い手名ちゃんが落ち着くまでここに居るよ。大丈夫


花江さんは嫌な顔をせず私の隣にいてくれた。
それから10分程休憩をし、だいぶ体調は良くなって歩けるようになった
あなた
花江さん、もう大丈夫です
花江夏樹
そっか、良かった。じゃ、もう帰ろうか


その後花江さん家に着き、ご飯を食べているとインターホンが鳴った。

その音にびっくりし、肩を縮めていると花江さんに笑われた。
あなた
笑わないでくださいよ……
花江夏樹
wwwごめんごめん。可愛くってつい
あなた
もう!

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