第52話

皐月くんの居場所
〈秋葉side〉




私たちは また、3つに別れて探し始めた。




文月 颯
秋葉、そっちはいた?
秋葉
ううん、いない



たまたま今、文くんと交流を果たした。



秋葉
文くん、トンネルの下にお母さん呼んできて!





…あれ?



あれって…











道路の下を通るコンクリートのトンネルが

気になって覗いて見たら、
そこには猫の姿…とは少し違うけど






姿が変化したままの皐月くんがいた。













そう言って後ろを振り向くと








文くんはグーと親指を立てて手を前に出して

「任せた!」と言って走り出した。











こりゃー…うん。







文くんかっこいいし、性格も良いからモテるねー。




なんて思わず思ってしまった。










文くんを見送ると私はトンネルの中に入った。