第38話

走ってきたのは…
昇降口から靴に履き替え外に出る。





霜月 美里
なんでお前も来るんだよ…
如月 理央
来てもいいだろ、別に
秋葉
まぁまぁ…




そういえば、如月くんと下校は初めてだなぁ。




秋葉
なんか意外w
2人って喧嘩しやすい方?



喧嘩っていう喧嘩を家で見ないし

学校でも2人はあんまり話さない。













だから、喧嘩するイメージはまだなかったなぁ。


しかも、下校することの喧嘩って…。





霜月 美里
仲は良いとは言わないね




そう言って私を見て微笑む霜月くん。






なんていうか、今まで見た中で1番怖いよ、顔が…。




霜月 美里
でも…喧嘩はしないよう気をつけてる



あ、そこは偉い。、





如月くんから舌打ちが聞こえたけど
気にしない、気にしない。






如月 理央
葉月が喧嘩きらってたから
仕方なくだけどな…!





へぇー、葉月さんの影響。







まだ会えてないけど、葉月さんってどんな人なんだろ。




霜月 美里
僕も葉月が言うから仕方なくだけど?
秋葉
まぁまぁ…


霜月くんと如月くんを宥めながら門を出た。


タッタッタッ…!







気になることがあるとしたら、
後ろから走る足音がするくらいかな。










凄い走ってる…後ろから聞こえるから
誰かわからないけど。










知り合いじゃないよね…?





文月 颯
秋葉〜ーッ!!




知り合いでした…。





文月 颯
やーっと追いついた!
文月 颯
たまたま校舎から
秋葉見えたから追いかけてきた!
秋葉
え…なんか、ごめんね?!




どこの校舎かはか分からないけど
追いかけてくるって文くん凄く足早くない…?!










そう思って文くんを改めて見てみる。










あ…学ランだ。

文くんの学ラン初めて見た。








文月 颯
いいよいいよ
秋葉
そういえば、文くんの中学って…
文月 颯
んー?ここだよ





知らなかった…!









ここは中高一貫の高校。

私は中学は公立で高校は私立。







中学で私立通ってなかったってのと
中学の後輩がいなかったから忘れてた…。





秋葉
知らなかった…!
文月 颯
言ってなかったからね〜w
霜月 美里
あれ、いつの間に文月の呼び方変えたの?
金原さん
如月 理央
それに、文月が金原のことも名前呼び…





文くんに気を取られすぎて3人で下校することを忘れてた…




文月 颯
おらと秋葉がー




そう言って文くんが私に近づいて



私の腕を両手で抱きしめる。




文月 颯
深い仲になったとき〜?w
霜月 美里
え…?!
如月 理央
は…?!



あれ…?



腕は抱きしめても動物にならないんだ。














あ…そういえば、ハグって言われたかも。




如月 理央
つうか、お前ら近すぎ!
甘えすぎだ…っ離れろよ!
文月 颯
やーだ
霜月 美里
文月を あそこまで
デレデレにする金原さんって…



えっ、えぇー…特になんにもしてないよ?


相談事聞いたくらい…。






文くんの相談を聞いた時

何故か私も共感してしまう…











ううん、体験したことあるような



そんな事を少し思っていた。
















でも、この時の私は感情移入しすぎたのかな程度だった。



この感情移入は錯覚であって欲しかった





















そう思いたくなるだなんて



今の私は まだ知らない…。