第44話

言われたくなかった…
皐月の母
なんでなんでなんでそうなるの?!
皐月 伊吹
…ッ!
秋葉
違うんです…!私がやったんです!






なんでこうなっちゃうんだろう。





それに皐月くんは悪くなくて

ブレスレットを取ったのも、動物に返信させたのも私なのに…今、皐月は怒られている。









皐月くんのお母さんに…。






あの時は思いもしなかった








まさか、皐月くんのお母さんが忘れ物を取りに来て
見つかってしまうだなんて。










そんなことを思っていると






皐月くんのお母さんは辛いことを言ったんだ。

























和風月名にとって・・・・・・言われたくないことを。


『なんで普通で生まれてくれないの?!』









『なんでお母さんをそんな苦しませたいの?!』












秋葉
や……め…て
皐月 伊吹
…ッ!



私たち・・・・・だって好きでなった訳じゃないのに!


言わないで…!




皐月の母
何か言ってよッ?!ねぇ!



そう言って皐月くんのお母さんは皐月くんに
しがみつくように捕まる。








私はその光景をただ…



耳を塞いで見つめることしか出来なかったんだ。



















皐月くんがお母さんを突き放して

動物の姿のまま、ペットが通れるドアから出ていくのをただ眺めることしか…。














バタン…。扉が閉まる音