第6話

夜 【霜月side】
霜月side



師走 和佐
やー、それにしても大変だねぇ






2人には事情を聞いた。






それから寝るように言った











2人は最初こそ断っていたけど

断れないと分かったのか、
今はちゃんと寝てくれている。





霜月
そうだね



2人の両親は今、外国にいるらしい。




2人はマンションに住んでいたのだが、
火事騒ぎで今は住めないだとか。










それで、今どこか住むところを探していた。




しかも、外の洞窟とか探してたらしい。

それで気づいたら山の中で迷ってしまった。











霜月
あのさ
霜月
2人をここで住まわせるってどうかな?







そう言うと、師走は少し目を見開いた。








まぁ、それはそうだろう。

僕達にには秘密・・・があるのだから。


師走 和佐
美里くんはそれで良いのかい?
霜月
うん
如月 理央
はぁ?いいのかよ
如月 理央
俺たちの秘密はどーするんだよ




僕達には親戚と言えば良いのか、
幼馴染と呼べば良いのか分からないが






周りの秘密まで持っている











バレるわけにはいかない。




それは分かってる...







でも。




霜月
葉月と重ねちゃうんだよ
如月 理央
…ッ!





葉月は事故によって行方不明になってしまった。










師走も如月も知っている。


特に僕と如月、葉月は幼馴染みたいな関係だった。



霜月
分かってる
霜月
葉月と名前も髪色も見た目も全て違う
霜月
葉月に兄弟だっていなかった。







そう、金原さんと葉月は髪の長さも色も全然違う。











それに性格も...。
なのに、似てると思ってしまうのはたぶん。








霜月
葉月もどこか分からないとこに
いるかもしれない。
霜月
もしかしたら、もう亡くなってるかもしれな…




もう、亡くなってしまったかもしれない。










そう続けようとした。

でも、出来なかった。



















師走が音も立てず一瞬と言っていい速さで

僕の口に指を立てた。











師走 和佐
2人を暮らさせるのは構わない
師走 和佐
ただ、葉月くんについては
それ以上は言ってはならないよ



いつもの師走に見えないほど

真剣な顔で...いつもより低い声だった。









霜月
ごめん…
霜月
そうだ...ね





気づいたら
満月の光が僕たちを照らしていた。