第39話

文くんの家
文月 颯
今、家の鍵あけるねー




文くんがそう言ってドアの前に立つ。




霜月くんと如月くんと文月くんと私の4人で下校していたのだが







家に帰ろうとなった時




文くんだけ家が違うから別れることになってしまったのだ。















『あーぁ。おらも、もうちょっといたかったなー』








と寂しい顔で笑っていた文くんが気になって、私が










『霜月くんと如月くんの家に遊びに来る?』











と聞いたのだ。





『霜月くんと如月くんが良かったらだけど…?』









と聞いたら2人とも賛成してくれた。
















でも結局、文くんは断ったんだ。









桜さん皐月の母に学校以外出歩くの禁止されてるから』






誘ってくれたのにごめんっと謝る文くん。














そういえば、霜月くんの家でご飯食べてる時に
如月くん言っていた、







『もう、あれは狂ってるだろ』…と。








私には まだ分からない。

2人が今どんな状況なのか…










なら、少しでも2人といたい。

2人が苦しまないようにルールから外れない程度に。






















『残念だけど、今日は帰るよ』


と文くんは残念そうに私の腕から手を離す。
































『ごめん!霜月くん、如月くんっ』
















そう言って、私は文月くんの腕を手に取る。












『私、文くんと一緒に帰るね!』
















霜月くんは笑って

如月くんは舌打ちをしながら許してくれた。

























それで今、バイトより少し早いが

文くんの家に着いた。











文月 颯
開いたよ!







嬉しそうに笑う文くんを見ると

私の判断もあってたんじゃないかなって思う。






文月 颯
入って入って?
秋葉
うん







そう言われ、私は文くんの後に続いて

家にお邪魔した。
































キィー…パタンドアが閉まる音