You×🐤
あの週刊誌を使ったプロポーズをして2年がたった。あなたとは今でも順調だ
そんな生活が僕にとっては幸せ_
🐤「…ここは2年前、僕があなたにプロポーズをしたところだよね」
今日はあなたに呼ばれてあの料亭にやってきた。あなたが僕のプロポーズを受けてくれた場所…。大切な場所_
🐤「それで今日はどうしたの?家でゆっくり話してくれたらいいのに…」
あなた「冷静にジミンと話がしたかったの…」
そう言うあなたの顔は曇っていて明らかにいつもと違った
あなた「…私が撮られてしまったの…」
え、あなたが?
こういう事には敏感な彼女がどうして_
そしてあなたは言った
あなた「私、他に大切な人が出来たの」
🐤「……?!」
嘘だろ、あなたに限ってそんなこと…
あ、そうか…!
🐤「……ふっ」
あなた「…?」
🐤「分かった!赤ちゃんが出来たっことだろ?さては僕と同じようにサプライズする気でしょ?きっと今頃隣の部屋にはたくさんの記者が…」
僕はあなたみたいに騙されないよ_
でも、あれ…?
あなたの目には少し涙が溜まっていた
あなた「……っ。真実は…この週刊誌を見れば分かるわ…」
そう言ってあなたは週刊誌を目の前に置いた。彼女の声は震えていて…。そんな彼女を見て心臓が跳ね上がる
ドクンッ
🐤「ーーーー…っ」
週刊誌をめくる手が震える
まさかホントに大切な人が_?
“大正解!3ヶ月だって!”
🐤「は…。え…?」
頭が真っ白の中あなたの方を見ると赤ちゃん用のおもちゃを握りしめていた
そして_
ガランガラン!!
その音と共に戸が勢いよく開く
👩🏻💼「おめでとうございます!ジミンさん綺麗に騙されましたね!」
👨💼「よっ!名演技!」
🐤「だあああちくしょおおお!やったあああ」
僕、今ホントに幸せだ_
NEXT_
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。