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第1話

気になるあの人
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2019/06/11 15:01



私はずっと気になっている。


隣の隣にいる教室の端にいつもいる。
眼鏡をかけていつも本を読んでいる。

重岡くん。





誰とも話さず1ヶ月ずーっと、
休み時間寝るか本を読むかの二択。









_____





それは、突然の事だった。


私は所謂大人のカップルが来るような
そんなホテルで働いていた。







ドアが開いたので、いつも通りに
あなた

いらっしゃいませ〜

そこには見覚えのある顔で、
でも誰かはわからなかった。
そしてそのまま部屋へと向かっていった。



そしてその部屋は居なくなって、
掃除を始めるとベッドの上に学生証らしきものが。





……ん?重岡大毅、重岡くん…
あなた

……えぇ!?!?




重岡くんの秘密を知ってしまった。




___




翌日。



それを重岡くんに渡しに行った。
あなた

…ね、ねぇ、重岡くん…

重岡くん
…、はい?
あなた

こ、これ、昨日落として、たよ?

重岡くん
……、っ、あ、、!
私の手から荷物を素早く奪い取って
小さくありがとうと言った。




次の日から重岡くんは学校に来なくなった。
先生に頼まれて重岡くんの家に向かった。








言われて着いたのはボロボロなアパートだった。


ピンポンを押して、重岡くんがでてきた。
あなた

あ、これ、先生が!渡しといてって、

重岡くん
あ、あぁ、ありがと、
あなた

じゃ、私は帰るね、

重岡くん
ちょっと待ってぇや、1回俺の部屋に入って



そう促されるまま部屋へと入った。

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