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前の話
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私はずっと気になっている。
隣の隣にいる教室の端にいつもいる。
眼鏡をかけていつも本を読んでいる。
重岡くん。
誰とも話さず1ヶ月ずーっと、
休み時間寝るか本を読むかの二択。
_____
それは、突然の事だった。
私は所謂大人のカップルが来るような
そんなホテルで働いていた。
ドアが開いたので、いつも通りに
そこには見覚えのある顔で、
でも誰かはわからなかった。
そしてそのまま部屋へと向かっていった。
そしてその部屋は居なくなって、
掃除を始めるとベッドの上に学生証らしきものが。
……ん?重岡大毅、重岡くん…
重岡くんの秘密を知ってしまった。
___
翌日。
それを重岡くんに渡しに行った。
私の手から荷物を素早く奪い取って
小さくありがとうと言った。
次の日から重岡くんは学校に来なくなった。
先生に頼まれて重岡くんの家に向かった。
言われて着いたのはボロボロなアパートだった。
ピンポンを押して、重岡くんがでてきた。
そう促されるまま部屋へと入った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。