「1 2 3 4」
マブシガリヤの君
はじめは片方でいいから
まぶた開いてみてほしい
新しい扉の前
ほんとはパタンとさあ
思い切り開けたいよ
だってせっかくのオープニング
見えない敵なら
いつも周りにいるさ
気をつけて付き合っていくしかない
ねぇ知ってるかい?
一度怖い目にあったなら
次ひとつ怖いものなくなるのさ
マブシガリヤの君
はじめは片方でいいから
まぶた開いてみてほしい
テレカクシヤの僕
目を逸らしがちなんだけれど
お互い少しずつ慣れてこう
頑張ることしか出来ない僕らの
毎日は雲の隙間に光る青空
指でほら辿ってみよう
追いかけてみよう
久しぶりに通る抜け道のブロック塀
こんな低かったっけ?
見飽きた風景が変わってく
瞬間的に僕だって
進化の過程にいるんだって言えるよ
ねぇ特別な人っているのかな?
理由もなく遠くの景色に泣きたくなる
マブシガリヤの君
はじめはゆっくりでいいから
まぶた開いてみてごらん
テレカクシヤの僕
目を伏せちゃダメって知ってる
お互いペース掴みたいね
街が煌めき始めたんだ
とても素敵な季節だね
この気持ち忘れたくない
君と一緒にいたいんだ
マブシガリヤの君
そんな心が欲しくて
僕は今君の真似する
繰り返してくこと
それが自分を作っていく
お互い近づいてゆけるよ
頑張ることしか出来ない僕らの
毎日は揺れ動くブランコ
止まれないね
目を細め未来見つけよう
時の彼方へ
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!