無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第29話

29



写真を撮って、俺と真琴は再び景色の方を向いた。





俺のとなりで、キャッキャッ喜んでくれてる彼女に





心がやすらいで…俺にとって真琴は






最大の癒しだ。







「自分はバンドマンだから幸せには出来ない」





こんな考え方しか出来なかった俺にも恋愛ができた。







俺らのキャラ的に下ネタを言ったりはしてるものの






自分の言動が、沢山の人を巻き込んだり






達也くんと太我に迷惑をかけたりする。






今まで、セフレだけじゃなくて






もちろん俺にも、好きになった子や







彼女もそれなりにいたけど…






俺は、心のどこかで







天秤にかけるような事をしていた。





…だから長続きするはずもなく。






そこから俺は







「彼女」という存在を作らなくなったのかもしれない。






達也くんも、太我も






ノンラビを支えてくれて…






応援してくれてるファンの子も大切。






けど、真琴の事はもっと大切。






大切だから…ちゃんとしないと。











神野真琴
神野真琴
晴人さん??
矢野晴人
矢野晴人
…ん??
神野真琴
神野真琴
…どうかした??





真琴が心配そうな目で俺を見上げて来た。




矢野晴人
矢野晴人
……
神野真琴
神野真琴
…晴人さん…?何か悩みでも…わぁ。



俺は、真琴を力一杯抱きしめた。




神野真琴
神野真琴
…は、るひとさん…
矢野晴人
矢野晴人
…ごめん…しばらくこのままでいて




日々の何気ない一言や、





日常の会話・一緒に過ごす時間・暖かい温もり







一緒に食べる美味しいご飯・一緒に眠る時間









そんな幸せを、真琴は俺に教えてくれた。







真琴も、精一杯の力を込めて俺を抱きしめ返してくれた。