心地いい「温もり」「香」や「撫でられてる頭」で
目をゆっくり開けた。
ペチン!
わたしは、恥ずかし過ぎて晴人さんの胸板辺りを叩いた。
確かに。もう何度も迎えてるけど…けど…
恥ずかしいものは恥ずかしいの!
自分でも顔だけじゃなくて耳まで赤くなってるのが分かる。
…わたしも晴人さんも服着てないし…
なんのためらいもなく、そんな事をサラッと言う晴人さん。
完全に敗北。
やっぱり晴人さんにはかなわない。
晴人さんがふふと笑って
いつのまにか、わたしの上に晴人さんが。
唇があたりそうな所まで顔が近くて…
ドキドキが止まらなかった。
そう言われ、すぐに唇が重なった。
わたしの唇からどんどん下にさがり
体のあちこちを舐めたり
時々甘噛みをしたりした。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。