試合当日
会場は熱気に包まれていた。
澤部先生率いる朝日学園は4つのブロックのうちのBブロックで優勝し、そこからブロックごとの優勝チームでトーナメントをし優勝すると予選通過でインターハイに行ける。
それぞれに柔軟などをしていると澤部先生が来た
コートに入ると聞きなれた声が飛んできた
振り向くと、見慣れた顔が並んでいた
アップをした後先生の周りに集合した。
そして試合が始まった。
ピーッ
ジャンプボールはチームで1番背の高い俺の役目。
俺は普通にジャンプボールに触った。その触ったボールをそうた先輩が取り、村田先輩にパスする。村田先輩はパスコントロールが上手く、視野が広くてチームの司令塔て頼りになる選手だ。
村田先輩から斎藤にパスが行く。斎藤は俺と同級生の2年生。そこまで身長は高くないが、3Pがめっちゃ上手い。だいたいどこからでも入る。けど学校の小テストで満点じゃなかった日はめっちゃ外す笑メンタルは弱いらしい笑
そして斎藤が3Pを決めた
この小説で初めて俺がバスケしてるとこのシーンなのに最初のゴールが初登場の斎藤ってゆうね笑
応援団からも歓声が上がる
相手の攻撃に移る。
俺は相手チームで1番背の高い選手をマークする
相手のパスでボールが中に入ってくる。
相手の選手が構えてシュートした瞬間、
バシッ
ふーまがシュートをブロックし、ボールがそうた先輩に渡る。そうた先輩はそこからドリブルで上がり、シュートを決める
歓声が上がる
2人がハイタッチしてるのを見てると、
相手がドリブルで上がってくる。
俺は相手のパスをカットし、ドリブルで一気に上がる
相手のでかい選手が前に立ちはだかる。
俺はそのままシュートまで持っていきたかったけど、ふーまにパスし、ゴール下まで走る。
ふーまからパスが来た
パスを受け、強引に体を相手にぶつけながらシュートの体勢に入る。
俺が放ったボール…
綺麗な放物線を描いて…
シュパッ…
観衆に手を振る俺をたたくチームメイトたち
やっと気づいた…
俺…バスケ好きだ…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。