桜山あなたは、鬼殺隊だった
会った時からあまりにも大人びていて、不思議な感じをまとっていた
あいつは、言った
自分がいじめられることと人の命が無くなることに比べたらなんてことないって確かに命が無くなることと比べたらいじめの方がマシかもしれないけどいじめられるのをわかってて俺たちを護ると言ってる
普通に考えたらやらない
しかも、護らないといけない俺たちからいじめられるということもあるのに…
なんで、そんなに護ろうとしてくれるんだ?
俺よりもすごい沢山のものを抱えているだろう
でも、少しは、自分のことも大切にしてほしい
俺があいつを守らないとだな
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!