第5話

D
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2019/03/16 08:38
先生)かいと。倉木の学校案内頼んでもいいか??

私)え?なんでかいとなんですか??私がやりますよ。

か)いやいいよ。俺がやる。

私)や、え、でも。

か)いいから。今日は先帰ってて。


嫌な予感しかしなかった。

だからついていった。


花)かいとくんはかな(この話の私ね。)ちゃんと仲いいんだね。

か)あいつは幼馴染だからね。

花)そう。かいとくんは生きるってなんだと思う??

か)え、なんで急に。

花)私さ後余命が1年なんだ。だから幼稚園の時に住んでたここに戻ってきたの。

か)……

花)ごめんね。空気重くして。

か)いや、大丈夫。

俺にとって生きてることは呼吸をしてる事と一緒かな。

花)呼吸……??

か)うん。なんにも意識してないのに生きてるでしょ。呼吸と一緒。

花)そっか。かいとくんとなら楽しい1年間になるかな。

か)(微笑む)




かいと……??
あんな笑顔私に見せたことあった?
ずっとずっと隣にいたのに。
かいとがつらいときも。
悲しい時も。

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