第6話

#6 〜さとみさん〜
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2020/08/18 00:13
ころんside
ななもり
ころんくん、明日は
お買い物行こうか!
ころん
お買い物...?
お買い物?何を買うんだ?
ななもり
ころんくんの必要な物をね!
家具、服、あとは...スマホとか?
暇な時もあるかもしれないからね。
読書好きだったよね?
お小遣いも渡すし...欲しい物ある?
ころん
そ、そんなにですか!?
でも、金銭面とか...
ななもり
あー。お金の心配?
家具とか最近はバカにならないって聞くし。
服も少しだけどある...
買わなくてもいいんじゃないのか?
ななもり
大丈夫大丈夫♪俺結構稼いでるし、
家事を手伝ってくれる...うーん。
簡単に言えばアルバイト代って
思えばいいよ!
ころん
ですが...
ななもり
いいのいいの♪
あ、そう言えば聞いてなかったね。
ころんくんって何歳?
ころん
14です...
ななもり
14!?学校は!?
ころん
言ってません...ですが、
高校までの勉強は終わってます。
ななもり
うーん...学校行きたい?
いやだ絶対行きたくない...
ころん
学校に行く意味がありませんニコ
ななもり
そうかぁ...
なら、家事に専念してね?
ころん
はい!
・・・
時刻は午後7時を大幅に回っていた
ころん
(ご飯作らなきゃな)
ころん
ななもりさん、
冷蔵庫見てもいいですか?
ななもり
ななもり
もう作ってくれるの?
ころん
はい!なんの
料理にしたいかきめたいので、
冷蔵庫の中を見てもいいですか?
ななもり
...
そう尋ねると、ななもりさんは
何かを考えている様子。
まだ何かあるのか...?
ななもり
いいけど、驚くよ?
ころん
大丈夫です!
僕はキッチンの方へ向かった
・・・
ころん
(なんだこれは...)
冷蔵庫にあるのは、
お菓子、肉、飲み物、くらいだった
りいぬ
ころちゃん、驚いた?
ころん
いいえと言えば嘘になりますが...
僕は出来るだけオブラートに包んで言った
りいぬ
うん、俺達マジで忙しくて、
皆料理出来ないから肉焼いて食う!
見たいな感じでね。
ころん
そうですか...お金持ってますか?
りいぬ
?...あるけど...?
ころん
お買い物に行きましょう
りいぬ
なんで?
ころん
このままじゃ栄養失調になって
倒れちゃいますよ!
忙しいらしいですし!
りいぬ
わかった...
りいぬ
なーくんに伝えてくるね
莉犬さんはななもりさんの所に行ったらしい
さとみ
こーろんッ♪
莉犬くんがどこか行った途端、
さとみさんに抱きつかれたのだ
ころん
さとみさん...?
さとみ
名前覚えててくれたんだ?
ころん
はい...
さとみ
なーんで、莉犬と
なーくんの所ばっか行くの?
そう、僕にしか届かない声で言う
ころん
えっと...それはどういう...
りいぬ
ころちゃん許可貰ってき...
さとみ
あー莉犬?お店まで俺が連れていくわ
りいぬ
まじ!?助かる!
さとみ
行ってくるわ〜
そうさとみさんが言うと、
僕はさとみさんに手を引かれ、家を出た
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