地獄では
いつもの様に人間達の悲鳴と嘆き声が響く助けてくれと許して等聞き取れるのはそんぐらい
私は人間です
何故か、天国行きの私が鬼の鬼灯さんに「人でが足りないので、働きませんか?」との勧誘され私はつい地獄に興味が合って了承した。仕事を甘く見過ぎてた…
今は休憩時間です… 仕事は鬼灯さんの代わりに視察やら書類の見通しとハンコ…その量が、マジで頭が痛い!、もう、やだァ〜(泣)
鬼灯さん…あなたは凄い方だ…尊敬しますよ………(遠い目
私は綺麗な女性に緊張してしまう〜!嗚呼、なんかお香さんから薔薇の匂いが…ふんわりとここまで…
私はうっとりとしてたら
お香さんが心配そうに私を見つめる
お香さんの手にはデカイ風呂敷袋が持たれてた
お香さんはゆっくりと離れて行く
うわ〜、どうしよ この後、書類の整理が…いっか!視察しに行こう!そしたら、鬼灯さんにも会えるっしょ!
私は重い風呂敷を軽々と持ち颯爽に走り出した 前の私だったら、こんなに速くも走れないし重いのも持てなかった…ここに来てから力仕事やら走る事があり過ぎていつの間にか…慣れてしまった
前世の私はそこら辺に居る女子高生だった…死因は、台風の時に猫ちゃんが川に流されてて助けようとしたら流れが早くて幸い猫ちゃんは助けれたけど私は……流れの速さで流れて死んだ。
ほんと、何してんだか…今頃、友達と遊んだり学校行ってたのになァ
走ってた足を止めて茄子君の元に歩く
私は口元を両手で隠してた。
茄子君は手を振って私も振り返す何処かに行った
唐瓜君…ファイト!
止めてた足をまた走り出す
と、目的地に辿り着く…
相変わらず、悲鳴が煩いなァ…私も悪い事したら混ざってたかな?
そんなどうでもいい事を考えてたら後ろから聞き慣れた声が聞こえて…
私は振り返る そこにはいつもの無表情の鬼灯さんが立ってた
うん、相変わらず身長高いですね!分けてくださいよ!少しほんの少しでも良いからぁー(泣)
私は重い風呂敷を鬼灯さんに渡した。
鬼灯さんは後ろを向き歩き出した…私は凛々しい後ろ姿につい魅入ってしまった。
私もあんな風に格好よくなりたいなァ〜こう、仕事出来ます感を…
そしたら、鬼灯さんが急に振り返り私の方まで早歩きで来られ!?!?
怖っ!?ナニナニ?!?!
私がびっくりしてたら ガシッと右腕を掴まれ!?
引っ張られ…鬼灯さんはさっき歩いてた道に連れて行く
私は叫び続けた…通る人達には凄いヤバそうな人を見る目で…見られた(泣)
私のせいで鬼灯さんも見られた…ごめんなさいね!?でも、鬼灯さんも悪いですからね!?
無言で理由も無しで連れて行くんですから…
と、いつの間にか…辿り着いたようだ…鬼灯さんの部屋!?だと!?
一子ちゃんと二子ちゃんが既に鬼灯さんの部屋に居た?!
私の叫びを聞き流しながら走り去った…。
(回想シーン)
天界…桃源郷
ザッ…ザッ…ガサッ
鬼灯は桃太郎と共に家まで行き待つ事に
中位の置物が鬼灯の懐から出てきた…
鬼灯の握力で茶飲みが壊れた…
鬼灯は右手で、白澤の左頬を平手打ちにした 叩いた手はハンカチで拭いた 白澤は叩かれた頬を擦ってた。
(回想シーンEND)
それから、鬼灯さんから開放されて
ぶらぶらと外を歩いてた 鬼灯さんから…明後日現世に朝イチから行くそうだ。
腕の痛みを少しでも紛らわす為 散歩をする事にした。
ん?あれは…
私は早歩きで唐瓜君の元まで行く
私は走りながら茄子君の手を繋いだまま一緒に走ってた
そして、やっと唐瓜君に会えた
茄子君はずっと握られてた手を見つめてた…どうしたんだろ?はっ!まさか、手汗が凄かったとか??いやー!ごめんね茄子君!!今度からは、手袋を着用するよ…
それから、二人と別れて自分の部屋に戻り寝た
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!