洞窟から飛び出し夜の森を走る…
私は木に飛び移りぶら下がる…
まるで子供の様に遊ぶ私はまさしく…子供と変わらない。
見た目も見た目だ…子供の姿なんだから…大人には成れるが、別に子供でも何不自由な事は無いから別に良いと思った。
あなた…早く、起きないかな。暇だよ。
そんな事を木にぶら下がりながら思ってたら…近くから、男の悲鳴が聞こえた。
私は動こうとしようとする寸前で止まった…助けるか迷ったのだ。
前にもこんな事が合った…助けようとした時に、鬼と私から逃げ出し見捨てようとしたから…だから、弱い奴を助けようとしても…裏切り見捨てられ死んだ…もし、共に戦えば勝てたかも知れないのに…そのせいで、私は"鬼にされた"。
けれど、あなたが来て…私を必死に助けようとしてくれた…私が鬼に成ってもあの子は変わらなかった、、きっと、誰にでも助ける筈よね?なら、もう一度…助けに行こう。あなたも、そうする筈だから。
私は木の上の枝に飛び移りながら叫び声のする方に向かった。
足音を消し素早く移動する…
すると、黄色い男が…泣き叫んでた。
私は呆れて呆けてしまった…ハッと助ける事を思い出し木から飛び降りた。
トスッ))
鬼が二人…
私は気配を消して鬼に近づく。
そして…
グサッ))
私は鬼の頸を右手で刺した…血が右腕に滴り落ちるが血はすぐに灰になった…
私は刺した鬼の耳元で囁く…鬼は私を凝視し…最後
鬼は私の言葉の先を知ってるのかの様に優しく微笑み
私は一粒の大粒の涙を流した…鬼は灰のように消えた。
鬼が残した言葉が頭から離れなかった…
「俺は鬼にされて家族を、食べてしまった…自我がなかった…だから、それを紛らわすように他の人も食べて食べて…どんどん、自分が自分では無い様に…感じた、お前は、人間を…喰ってないだろ?なら、鬼のお前なら…俺みたいに悪い鬼を殺してくれ…お前が、人間に戻れる事を願うよ…人を喰わないうちは…そんな事を言うな。」
私はもう一人の鬼に向き合う。
鬼は黄色い方に飛び掛かろうとした…
私は目にも止まらぬ速さで鬼の所まで行き
ゲシッ!!!!))
蹴り上げた…鬼はのた打ち回り…黄色いのから、私へと目的をかえた…私は、走り去り鬼との鬼ごっこを半分楽しんでたのは秘密。
私は鬼のペースの少し速く走ってあげた…その後、黄色いのが叫んでた…また、鬼か…。
私は戻るか迷ってたら…近くにあなたの音が聞こえた…と同時に黄色いの声が聞こえた…「雷の呼吸…壱ノ型…霹靂一閃」とその時ズガッンと雷の音が聴こえた鬼の音は消えた…なんだ、呼吸の使い手だったんだ…なら、別に助けなくても良かったかも。
そう言えば、黄色いのから強い音が鳴ってた気がした叫び声とかで聴き取れなかったな、まぁ…うん、どうでも良いよ。
今はあなたが大事!
と、油断してたら足を踏み外し落ちた…
ドサッ))
私は柔らかいものの上に落ちた…そのお陰で怪我はなし…
下を見ると…
早くあなたから下りて
あなたは私を見て驚いてた私もだが それより、私はあなたが怪我をしてないかジッと見つめる…
あ、忘れてた。
まだ、追い掛けてたのね…執念深いなぁ…絶対、人間だった時…嫌われても可笑しくないわ。
それより、私が招いた種だ…あなた連れて逃げよ。
と言うことで、私はあなたを担ぎ上げて逃げた
木の上に飛び移り隠れる
あなたに静かにって伝えると…なんか、変だった。
その後、鬼が下に来て私達を探してた…。
…早くどっか行ってくれないかな。
黙って鬼を観てた…そうね、同じ鬼だね…でも、アンタとは違うよ、、私は絶対に人間を喰わない…。
絶対に。
あなたも人間も守る…だって、その為に、私は生きてる。
私は鬼をみて…姿を消したあと…近くにまだ居た…。
私はあなたの口を塞いだ…少しだけど…鬼が立ち止まったが、気のせいだと思い歩き始めた…。
私は静かにってまた伝えるときまずそうにしてた。
それから、鬼がどっかに行って私が先に降りて良いよっと伝え私は両手を広げあなたを受け止める気満々だった。
あなたが木にしがみついてた…怖いのかな?そう思いあなたの所まで戻りお姫様抱っこしジャンプした。
あなたが何か言ってたけど聞き取れなかった
それから、私は黄色いの奴が生きてるか確認がてら呼吸に興味が合って見れるかもと言う好奇心に行った。
あなたは私の腕から下りたがってたが…何でだろう?
そんなこんなで、黄色いのに辿り着いた…うずくまってぶつくさ何か言ってた…私は黄色いのに指差すあなたは察してくれたようだ…流石、あなた。
それから、あなたの隣で待ってたら
あなたは優しく声を掛けてた…黄色いのは私とあなたをみてた…いや、あなたを一点に見つめ始めた…顔も赤くしてモジモジしだした…私は、男が…こんなクネクネモジモジしてる所を見たことが無くて正直引いた…。
私が、冷めた目で…観てたら急に黄色いのが
黄色いのは訳のわからないことを言い出しあなたに飛び付こうとして私はそれを敵とみなし軽めにやる
私は蹴りをかます…黄色いのは痛そうにしてた。
本当だったら、もっと痛めつけたいが…あなたが居るから出来るだけ控えめにした。
…黄色いのは震え上がってた…。
あなたが私を呼んだから、笑顔で答えると黄色いのが何か言ってたから睨んでやったら震えてた…。
黄色いのが私と同じく耳が人より良いらしい…私と同じ…そんな事を…ぼっーと考えてたらあなたが耳が良い事を庇うように訴える……。
あなたの壊れそうな悲しそうな音が聴こえる…私はあなたのこんな事で悲しんで欲しくなかった…でも、どうやったらあなたが悲しまずに済むんだろうかと考えてたら黄色いのがあなたを抱きしめる…ここは、黄色いのに任す方が良い。
今の所…私は邪魔だと判断し距離を置く…星の空を見つめてた…嗚呼、私ってこんなに小さいんだ…手を伸ばし1つ綺麗に輝く星を掴むふりをする…届く訳が、無いか。
あなたの方を見るといい雰囲気だった…が、黄色いのがこの後…言う言葉をどうしてもムカつき颯爽と黄色いのに平手打ちをしてしまった…。
あなたをとられてたまるかッ!!
黄色いのがあなたの名前を知りたがってた…黄色いのが呼ぶ前に私が呼んでやった!ふふん♪
あなたが黄色いのにイラッとして置いて行こうとしてた私はあなたに着いていく…すると、黄色いのが来るのを察知し、つい…いいや、わざと蹴りをかます。
最後に、あなたに抱き着き、黄色いのに笑顔であっかんべーをしたら怒ってた。
あなたはあげないよ〜だ!
私が認めるまでは…守るんだから。
私からひと時の時間を、奪わないで。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。