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「おぎゃーおぎゃーおぎゃー」
バタバタバタ
「「産まれた!?」」
ガラッ
看 護 師 「お父さん、おめでとうございます。女の子ですよ」
真 剣 佑 「ありがとうございます」
吉 沢 「か、かわいい」
凌 央 「あなたはどこに?」
看 護 師 「病室で休まれていますよ」
凌 央 「わかりました。ありがとうございます」
凌 央 「あなたー?」
あなた 「お兄ちゃん」
凌 央 「お疲れさま。がんばったね」
あなた 「うん。ありがとう……佑は?」
凌 央 「泣いてる」
あなた 「えっ!?笑だっさいなぁ」
凌 央 「そうだね」
あなた 「ねぇ、お兄ちゃん。これでいいんだよね……私、あの子生んでよかったんだよね?世間から叩かれないかな?佑もあの子も、私も」
凌 央 「大丈夫だよ。あなたは妊娠発表したときほとんどが祝福の言葉だった。事務所も言ってた」
あなた 「うん……ありがと」
凌 央 「ほら、お母さんだから泣くな」
あなた 「うん……!」
真 剣 佑 「あなたっ!」
あなた 「佑、赤ちゃんかわいかった?」
真 剣 佑 「うんっ!」
凌 央 「あとはお二人でイチャイチャしててください。俺は亮と未来と外にいるから」
あなた 「うん。お兄ちゃん、ありがとね」
真 剣 佑 「あなた、お疲れさま。ありがとう」
あなた 「えっ?何、急にどうしたの?」
真 剣 佑 「ちょっと感動しちゃった……」
そう言って真剣佑はあなたに優しくキスをした。
あなた 「名前、考えてあげようね」
真 剣 佑 「そうだね!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。