イブ当日・・・
初めまして・・・
わぁ、すごーい!本物だ
どこ行きたいかな?
えーっと、ディズニーランド!
あっ、そう・・・・(えっ?マジで・・・)
それから、僕たちは普通に楽しんでいた。なぜなら彼女は意外なほど純粋で・・・俺にはもったいない子だって思った。なぜなら・・・
これ、先月元カレにプレゼントされたものなの
と、僕に見せてきたのは何故か指輪。ってかしてきたんだ。
それをしてるってことはさぁ、今でも好きなんだよね?
普通してこないし、普通その話はしないだろ?
健くんってこんなキャラなんだ。
えっ?
あはは。嘘・・・なんでもない。
バレバレだったんだね
だいたいなんで僕とデートしたいとか思ったの?
涼子のやつも、どういうつもりで君とデートさせたんだろ・・・
じゃあ私からもひと言・・・。今日一日一緒にいてあなたのきもちがわかったの
えっ?
ずっと電話を気にしていたから。あなたは涼子が好きなんだなぁ〜って
俺は振られたけどね・・・
俺って言ってるし(笑)
私がディズニーランド行きたいって言ったらホッとしたでしょう?
・・・あはは。まさか・・・
六本木ヒルズって言ったら、困ったんじゃない?
いや、それは・・・
・・・そうでもないけど・・・・
でもごめん!気持ちに嘘をつけません!
いいよ?私も大切なこと忘れていたから。本当はケンカ別れしてずっと会わなかっただけ・・・
彼は健くんそっくりなんだよね
・・・・・
だから、紹介してって頼んだのよ、わたし・・・・
本当の気持ちから逃げてちゃダメだよ。あなたも私も・・・
・・・・・
わたし、もう一度確かめに行く。素直になるから健くんも行かなきゃ。イブはこれからだよ?
・・・うん。なんかありがとう
大切な気持ちを教えてくれるイブにきっとなる!
俺たちは、握手をして別れた。お互いの健闘を祈って!
そのころ涼子はデート中で・・・
でも僕は構わず電話した。
涼子、今いい?
いいわけないでしょう?何言ってるの?
だろうな。でもだから電話した。涼子、六本木ヒルズのツリーの下に来いよ。今すぐ
健ってば何言ってるのよ・・・わたしは・・
言っとくけど、賭けはまだ終わってないから
賭けって・・・・
いいから今すぐ来て!
彼女は来てくれるだろうか?
じゃあね、幸
じゃあね、幸
行ってらっしゃい・・気をつけて・・・
あっ!雪・・・どうりで冷えるはずだわ
そうだな
このままホワイトクリスマスになるといいですね
ねぇ?幸ちゃんも幸せになってね!
えっ?
自分の気持ちには素直に・・・だよ?名前に負けないようにね!
メリークリスマス!
さ
・・・はい・・・メリークリスマス・・・
思わず返事をして二人を見送った。
幸せに・・・・か
幸せになっていいのかな・・・
おー!雪や!
岡田はこれからデートか?
まぁねー
健もいないし·・・すでにラブラブ?
まぁ、そういうことやな!
で、おふたりさぁーん!メリークリスマス!またな!
・・・・いいよなぁー
・・・・・
と、岡田くんを見守る坂長コンビなのでした。
すでに涼子は、六本木ヒルズのツリーの下にいて・・・っていうかなんで?なんでなの?
な、なんで・・・俺より早いの?
そんなの知らないわよー遅いじゃない。呼び出しておいて・・・
あのねぇ・・
みてー!雪が降って余計にキレイだよ!
・・・・
話逸らすなよ
それより、なにデートをすっぽかしてんのよ!あんたは今頃・・・
俺実は彼女に振られた。
最初から俺のことを好きじゃなかったみたい
えっ?
結論からいうとーお互い別の人を思ってたからさ・・・
それって・・・
だから、俺が好きなのはお前なんだってば!
えっ
自分から告白しちゃうなんて・・・
ずっと、ずっと好きだった。
涼子と喧嘩してる方が楽しいんだよ、俺は・・・・なのに〜・・
・・・・・
その時、涼子が泣いてることも気が付かずにいて・・・
わぁ〜キレイ・・・
イルミネーションがキラキラ更に光った。
だから、人の話聞けよ・・・
と、涼子に近づくと・・・
・・・・・・
> 挿入されたアイテム
・・・・・!
えっ?なに?何した今・・・
と、俺はパニクっているが・・・
ふふっ、スキアリ
おまえなぁ!
・・・私も好き・・・・
えっ?(いま、なんて・・・)
好きだからケンカしていたかった・・・・
・・・・・・
だから賭けはおあいこ·・・かな
うん、そうだな・・・
そう言って僕らはもう一度キスをした。
涼子は俺にキスをしていた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。