それ、俺の口から説明しろってこと?
と、アイスミルクを頼んだ。喉ガラガラなんだよね。
涼子の顔を見れない・・・
だめだ。
いつもの調子も出ないや。
俺の気持ちは聞かないのかよ
少しは妬いてくれたりしてる?
ってかなんでそんな平気な顔してるんだよ!!あんなこと聞いたら・・・
と、何かを言いかけた涼子を僕はいたたまれなくなって抱きしめた。
涼子はびっくりしている。
周りがざわつき始めた。けど、そんなの構わない!!
僕は、涼子から身体を離すと・・・
と、言う涼子・・・
ちょっと待てよ!
一世一代の告白だったのに・・・練習台って・・・・
僕はその場から逃げてきた。
そして僕が去ったあと涼子は・・・
そう呟いていたなんて知らなかったのだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。