いつも通り。普通に登校していた。
教室に入って、、、
菜乃花がこっちに手を振りながら来た
いつも通り おはよ〜 とあいさつを交わした。
毎回聞かれる、一ノ瀬くんのこと
隣の席
そう、あたしは一ノ瀬くんと隣の席なのです。
私はニコッとするだけで
なにも言わなかった
うん と頷き席に戻った
そして
放課後になり。
菜乃花は元気よく手を振りながら
友達と下校していった。
私はグラウンドへ向かった
マネージャーの仕事をやっていると、、
私のところに一ノ瀬くんが近寄ってきた
ぎこちない返事をしてテーピングをはじめる
へ ?
私は思わず声を出した
私は俯きながらそそくさにテーピングをおわれせた
いやいや と私はいってすぐ片付けをした
一ノ瀬くんが立ち上がりこっちに振り返った
へ ?
またばかみたいな声をだしたわたし
いきなり名前呼び。
こーゆーところで私はすぐ好きになってしまう
別に私だけ名前呼びされたわけでもないし。
特別とかなんかじゃないし。
私は俯き 自分の心にゆった
[一ノ瀬くんを好きになってはいけない] と。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!