放課後の部活も夜遅くまであり
もう部活が終わりに近づいたころだった
私は先輩方の行った仕事を最後は私がするようになっているから、先輩方に代わり私が仕事をしていた。
先輩が道具などをはこんできた
先輩方が あと、よろしくね〜 と先に下校されていく
私は道具などを片付けたり
ボールを磨いたりしていた
疲れた。正直、、。
はぁ とため息が出そうなのをいつも我慢
自分に活をいれ
もくもくと仕事をやってく
みんな、このボールを蹴って
このひとつのボールを蹴って
戦っているのか、、
なーんて、思ったりしながら
磨いていた
ボールの数が多い。
はぁ とため息出そうなのを止める
パンパンッ 自分の顔を叩き疲れを紛らわせた
見上げると制服姿の一ノ瀬くんが立っていた
一ノ瀬くんにあいさつをした
そっけないけど、会話出来るのも私にとっては貴重な時間
… 一ノ瀬くんが黙った
きっと一ノ瀬くんも疲れているだろう。
なのに、私と話してくれている。
これは早めに会話を終わらせた方がいいかな
私がボールを磨きながらゆった。
一ノ瀬くんが隣にしゃがみこんだ
一ノ瀬くんに心配されないように
ニコッ と笑顔を作った
隣にしゃがんだ一ノ瀬くんが
こっちを見た
目線があった。 私はすぐにそらした
そしたら、一ノ瀬くんの片手が
私の頬にのびた
私の頬を触って
笑っている
あ、笑ってくれた よかった
ふと、そう思ったわたし
私はよけようとした
へ ?
私は思わず一ノ瀬くんを見た
"すごいよなー" なんてゆってくれる
一ノ瀬くんも私にとってはすごいこと
私は部室の片付けに行こうとした
名前を呼ばれて思わず固まるわたし
一ノ瀬くんがふとそんなことをゆった
私は軽く ありがとう とゆって
部室の片付けをはじめる
"梨花って名前好き"
何照れてんだ私
一ノ瀬くんが私の顔を除いた
はッ
一ノ瀬くんがそこにある椅子に座った
一ノ瀬くんの声が部室内に響いた
へ、もしかして、さっきから
2人っきり 。。
ん? とこっちを見た
身長が低い私は背伸びしても届かなかった
一ノ瀬くんは笑った
すると、簡単に手を伸ばしてとってくれた
一ノ瀬くんって身長高くない、、、。
高いよね。うん、高い、、、
そんなことを1人で思っていたら
首を傾げてこっちを見た一ノ瀬くん
ボソッと言った言葉が一ノ瀬くんには聞こえてて
ちょっとバカにしてきた
ああ、ふと思った
こんなあたしが一ノ瀬くんと話してていいのか
なのかに失礼にあたる
話すの控えないと
俯きながら手をぎゅっとにぎった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。